どうして、自分の街に美術館を作るのか

どうして自分の街に「美術館」を作りたいのか。

誰かの心が豊かになるのが「アート」だと思うから。

その仕掛けが街に欲しいから。

自分にとってのアートとは

絵や音楽、ダンスなどだけではなくて

美しい景色や、美味しい料理、良い刺激のある対話、

楽しくて、意味があり、出来れば前例のないプロジェクトなど

「気持ち良くしてくれて、元気にしてくれる」ものだ。

だから、美術「館」という建物だけじゃなくて

その形は、街全体に展示を日常的に施すものかも知れないし

ポップな形の公園や公共施設かも知れないし

VRやオンラインで楽しめるものかも知れない。

三郷市にも近隣の街にも、子どもからシニアまで

色々なアーティストがいて、色々な分野の才能を持った

人達がいると思う。

そういう人たちが、そのアートの能力を使って

誰かの心を豊かにするプロジェクトがしたい。

（あと単純に、才能豊かな人間に会いたい）

アートは、生活必需品じゃないかも知れない。

でも、それが無いと人生はとても寂しい。

「心豊か」というと、ゼロからプラス方向にいくイメージだけど

自分は「マイナスからゼロか、うまくいけばプラス」方向に

いく事を、一番望んでいるかも知れない。

例えば、すごくすごく落ち込んだ時には

音楽も聴きたくない気持ちになる。

でも、少し時間が経って、少し気持ちが落ち着いた時

偶然聴いた街角の音楽が癒してくれるかも知れない。

人生どん底の時に、たまたま観た絵画に泣いてしまうかも知れない。

お金がない時に作ってもらった料理が、いつまでも忘れられない。

そういう作用が、アートにはあると思う。

自分の場合は、マイケルジャクソンや

過去のたくさんのエンターティナーの至高の芸を

ビデオで観たり、ウォークマンの音楽で聴いた時

すごく励まされたり、「こんな美しいものがあるのか」とか

その練習量や才能に「自分も頑張ろう」と思えたりして

とにかく「豊かに」してもらってきた。

日常的にアートのある環境。

アートは、優しさ。

これも、ダイバーシティな街の、大きな一部。

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