見出し画像

不動産取引と占い:予想外の売買キャンセル



こんにちは、合同会社カレン山口です。
先日から進めていたアパートの売買案件についてのエピソードをシェアしたいと思います。

経営者が購入申込をキャンセルしてきた

我々はこの案件を進めてきて、買主の不動産会社から購入申込書をもらい、売主からも売渡承諾書をもらっていました。
多くの細部の調整や交渉が必要だったのですが、ある程度まで進んだのに、突然、買主がキャンセルを申し入れてきました。

驚きの理由は、買主である経営者が「占いにより、このアパートの方角が良くない」というアドバイスを受けたとのこと。
(買主側の不動産会社が教えてくれました)
なんとも斬新な理由で、一瞬は言葉も出ませんでした。

実はこのようなケースは初めてではなく、占いを基に不動産投資やビジネスの方針を決定している経営者は案外多いのです。
ただ、今回の経営者が本当に占い師の助言を信じてキャンセルを決断したのかは、私たちには確認する手段がありません。
しかし、これ以上の商談は難しいと判断し、我々もこの状況を受け入れることにしました。

売主様への説明も存外に困難でした。


立て続けに別事案も破談

さらに、私たちが販売活動を行っていた木造アパート2棟も、売主様の都合により案件が取り下げられてしまいました。
ブローカーを通じての取引だったので、実際に売主と面会することはありませんでしたが、3つの案件が立て続けに破談となったのは少し心にくるものがありました。


不動産は水物か

不動産取引は時に「水物」と言われます。
それは物理的な実物資産であるにも関わらず、価格は流動的であり、大金が動くため関与する人も多くなります。
ブローカーが何人も入り、状況が複雑になることもあります。
買主の気持ちが揺れ、売主が最後の最後で売却を拒むこともあります。
人間の心理が関わると、予測不可能な変数が増えるのです。

まさにこれが、「水物」という表現がピッタリくる理由でしょう。
破談が続くと、自ずとモチベーションも下がってしまいますが、これも一つの経験として捉え、次に活かすことを忘れません。

不動産取引の世界は、まさに予想外の展開が待ち受けています。



<記事を書いた不動産会社>
合同会社カレン
電話:092-852-7055
FAX:092-852-7056
mail:info@caren.jpn.com




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?