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良いお年を!のすばらしさについて

2022年もクリスマスやブラックフライデーを駆け抜け、街では「良いお年を」が飛び交っている。

わたしも、隔月で通っている病院で早めの「良いお年を」をした11月から、職場や友人と何度もこのあいさつを交わした。わたしは、「良いお年を!」がだいすきだ。

「良いお年を(お迎えください)」というのは、日本には珍しい、素晴らしい文化だと思う。

海外では、宗教柄なのか、よく人の幸運を願う。"Good morning."は"I wish you a good morning"から由来すると言われているし、"Happy Holidays."も"Merry Christmas."も海外では人に幸運が訪れることを、良い時間が過ごせることを願う。

日本は事実をよく述べる。「おはよう」からはじまり、「おやすみ」でおわる。「おやすみ」は「どうぞおやすみ」と先に寝る人に対して口にする言葉らしい。だから、「良いお年を」などと人の幸運を願うあいさつはめずらしいな、と思う。

このあいさつは人を笑顔にする。微笑の場合も、時にはふふっと笑わせる効果もある。日本人は「良い〇〇を!」と言い慣れていないから、照れくさくなってしまうのかも。でも、この照れくさいながらも、「あ、この人と今年会うの最後だな。ちょっとさみしい。今年もいっぱいお世話になったな。来年も良いおつきあいをしたい」と思いながら言う、「良いお年を!」が、わたしは大好きなのだった。

こんなことを考えられるようになったのも、心に余裕がある生活ができているおかげ。もっともっと日常に、人の幸運を願う言葉が、思いがあってもいいのにな、と願い続けられる人でいたい。

みなさま、良いお年をお迎えください。
来年もどうぞよろしくお願いします😊


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