転職エージェント vs 転職サイト：あなたに最適な転職方法を徹底比較
総務省・労働力調査（詳細集計）の2023年平均結果によると、転職等希望者数が1000 万人を超える時代になりました。私の日々のキャリア相談の中でも、多くの方から、転職活動を始めるときに、「転職エージェント」と「転職サイト」のどちらを利用すべきか、何を利用するべきかのご相談をいただくことがあります。それぞれのサービスには異なる特徴とメリットがあり、自分に最適な方法を選ぶことが転職成功の鍵となるのではと思っています。本記事では、転職エージェントと転職サイトの違いを徹底比較し、あなたに合った転職方法を見つけるためのポイントを詳しく解説します。
転職エージェントの特徴
個別サポート：キャリアアドバイザーが一人ひとりに対してカウンセリングを行い、適した求人を紹介してくれます。履歴書や職務経歴書の添削、面接対策などのサポートも提供されます。
非公開求人：一般には公開されていない非公開求人を紹介されることがあります。これにより、競争が少ない求人に応募できる可能性があります。
企業との調整：応募から面接、内定に至るまでのスケジュール調整や条件交渉などを代行してくれます。企業との直接のやり取りが苦手な場合でも、エージェントが間に入って調整してくれます。
長期的なキャリア相談：現在の転職だけでなく、長期的なキャリアプランについても相談できる場合があります。
メリット
手厚いサポートが受けられる。
忙しい人でも効率的に転職活動ができる。
非公開求人を紹介してもらえる可能性がある。
デメリット
サポートの質は担当アドバイザーに依存する。
求人紹介の量が多く、自分のペースで活動しづらい場合がある。
転職サイトの特徴
自分で検索・応募：自分で求人情報を検索し、直接企業に応募するスタイルです。求人数が多く、さまざまな条件で検索することができます。
24時間利用可能：インターネットに接続できる環境があれば、いつでもどこでも利用できます。
多くの情報が掲載：企業の詳細情報や社員の口コミ、業界の動向など、多くの情報が掲載されているため、自分で情報収集しやすいです。
メリット
自分のペースで転職活動ができる。
多くの求人情報にアクセスできる。
24時間いつでも利用可能。
デメリット
全て自分で進める必要があるため、時間と労力がかかるかも。
応募後の企業とのやり取りも自分で行う必要がある。
エージェントが提供するような個別のサポートがない。
どちらを選ぶべきか？
転職エージェントは、手厚いサポートを求めている人や、転職活動が初めてで不安な人に向いており、転職サイトは、自分のペースで自由に活動したい人や、既に転職経験があり自己管理ができる人に向いているかもしれません。
また、片方だけでなく、両方を併用することで、それぞれのメリットを活かして効率的な転職活動を行うことも可能だと思います。
主な転職エージェントと転職サイトもご紹介しておきたいと思います。
主な転職エージェント
リクルートエージェント：大手リクルートが運営するエージェントサービス。求人の数も多い印象です。
doda：パーソルキャリアが運営。幅広い業界・職種の求人を扱っております。
マイナビエージェント：新卒採用でも有名なマイナビが運営。若手からミドル層まで幅広く対応しています。
パソナキャリア：人材派遣大手パソナグループの転職エージェント。女性の転職支援にも力を入れています。
JACリクルートメント：管理職や専門職の転職支援に強みがあるエージェント。外資系企業やハイクラスの求人が豊富です。
主な転職サイト
リクナビNEXT：リクルートが運営する国内最大級の転職サイト。求人数も多く、検索機能も充実しています。
マイナビ転職：マイナビが運営する転職サイト。若手向けの求人が多い印象です。
エン転職：エン・ジャパンが運営する転職サイト。マイナビ転職と同様、若手向けの求人が多い印象です。企業の口コミが豊富です。
ビズリーチ：ハイクラスの求人が豊富です。ヘッドハンターからスカウトが届く可能性もあります。
Indeed：世界的に利用されている求人検索エンジン。さまざまな求人サイトや企業の求人情報を一括で検索可能です。
その他の転職サポートなど
LinkedIn：ビジネス特化型のSNSで、求人情報の検索やビジネスネットワーキングに利用できます。
ハローワーク：公共職業安定所として無料で利用でき、幅広い求人情報を提供しています。地域に密着した求人情報が多く、地元での転職を考えている方には非常に有益です。
ここに例示したもの以外にも、本当に多くの転職エージェントや転職サイトが現在は存在します。自分のニーズや状況に合わせて、適切なサービスを選ぶと良いでしょう。これらのサービスを利用することで、転職活動を効率的かつ効果的に進めることができます。最近では、リファラル採用（社員が友人や知人などを紹介する方法）も増えており、活用するのも一つの方法ですね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。転職に向けて動かれる方の参考になれば幸いです。皆様が良いご縁に恵まれますよう、お祈りしております。
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