アメリカ駐在妻のポットラック
CAREER MARKインターン5期生の島貫さやかです。
2022年4月より、新たに6名のインターン5期生が参画しました！メンバーは、他己紹介リレーでご紹介してまいります。どんな人が活動しているの？と気になった方は、ぜひご覧ください。
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駐在妻として必ず経験するのが、ご近所さんやママ友とのお茶会やお食事会。ロックダウンの記憶も新しく、まだまだ油断できない状況が続いていますが、少しずつ、お茶会やお食事会が戻ってきました。
アメリカでは「ポットラック」と呼ばれる、ゲストみんなで料理を持ち寄って楽しむパーティースタイルが定番です。パーティーまではいかずとも、仲の良い友人同士でゆっくりしたいときにも、ポットラックです。今回は、LA駐在帯同2年の私から、ポットラックに持参して喜ばれたものをご紹介します。
1.主食編
◇ちらし寿司（寿司桶使用）
私の鉄板中の鉄板です。
渡米前、アメリカに駐在経験のある友人から「寿司桶があるとパーティーで便利だよ」とアドバイスをもらっていたので、日本から寿司桶を持参しました。これが大当たり！ごはんにちらし寿司の素を混ぜて具をトッピングするだけなのに、寿司桶効果と相まって、ものすごく手の込んだ料理に見えます。見た目も華やかで、パーティーにぴったり。「SUSHIだよ」と説明しやすいのも魅力です。
盛り付けの具は、錦糸卵、きゅうり、蒸しエビ、あればカニカマやとびこなど。参加者が生魚に抵抗なければ、刺身を乗せてバラ散らしにします。
「巻き寿司も人気」とのアドバイスももらいましたが、ちらし寿司の方が簡単なので、私はもっぱらちらし寿司派です。
◇ふわふわ白パン
こちらは、駐在妻（夫）の集まりに効果的です。
アメリカでは、白くて、ふわふわ柔らかくて、ほんのり甘ーいパンがなかなか手に入りません。そうです。アメリカ駐在妻は、ふわふわ白パンに飢えているのです！
ふわふわ白パンとの出会いは、先輩駐在妻のお宅に初めてお邪魔した日。焼きたてを振る舞っていただき、その優しい味にとても感動しました。
以来、ふわふわ白パンにはかなりお世話になっています。「ふわふわ白パン」と検索すると、レシピがたくさん出てきますよ。私も参考にしています。はちみつを塗ったり、チョコチップを練り込んだり、バリエーション豊富です。
ただ、発酵に時間がかかるので、 時間（と心）に余裕がある日 に出番が限定されます。発酵時間を乗り越えて、ほんのり温かい焼き立てのパンを持参できたときは、絶対に喜んでもらえる間違いない存在です。
2.おかず編
◇ポテトサラダ
ポテトサラダの魅力は、前日に準備しておけること。朝はバタバタと忙しくなりがちですよね。集合時間が早かったり、子連れパーティーで料理の準備に時間をかけられなかったり、大忙しの駐在妻（夫）にぴったりです。
弁当用の小分けカップにアイスクリームスコップで一人前ずつあらかじめ分け、トマトや型抜きした海苔（海苔が苦手な方もいるので注意）をトッピングすれば、取り分ける手間も省けます。
◇餃子
お馴染みの焼き餃子は、アメリカではJapanese GYOZAとして親しまれています。
私が作るのは、地元福島の円盤餃子スタイルです。餃子自体は時間があるときにたくさん作って冷凍しておくと、当日焼くだけなので時間的プレッシャーなく挑めます。アルコールOKのポットラックに最適です。
先程、ちらし寿司を紹介した写真の奥に、こっそり餃子も写っていました。お気付きでしたか？ 少ないレパートリーで回しているのがバレてしまいました。
3.おやつ編
◇焼き芋
意外なところでは、焼き芋も喜ばれます。
こちらは、お隣に住む台湾生まれのアメリカンに教えていただきました。さつまいもをよく洗い、350〜400°F（約180〜200℃）のオーブンで数十分放置するだけ。随分ざっくりだと思いませんか？ 私もお隣さんに伺ったところ、「さつまいもの大きさによるから、一概に決められない」とのことでした。納得です。
焼き芋で大切なことは、良質なさつまいもがどこのマーケットでゲットできるのか、事前にリサーチしておくことだと思います。私は渡米前、茨城県に住んでいたことがあるので、焼き芋にはうるさいんです（茨城県は日本有数のさつまいも生産地）。できたてほくほくの焼き芋も美味しいですが、冷蔵庫で冷やしてしっとりした焼き芋も美味しいですよ。
◇お麩ラスク
材料入手の難易度が高めですが、もし、みなさまの住む地域で焼き麩が入手できるのであれば、ぜひお麩ラスクにしてみてください。初めて見たよ！と喜んでもらえます。
こちらも作り方は簡単なので、忙しい朝でも大丈夫です。フライパンに無塩バターを溶かし、焼き麩を投入してバターを染み込ませた後、砂糖やきなこ、すりごま、抹茶などを投入して絡めるだけ。
きなこや抹茶はアメリカでもポピュラーなので、受け入れられやすいです（地域差はあるかも）。主役のお麩については、説明が必要かもしれません。がんばりましょう。
栄養価の高いお麩で作ったおやつなら、子どもたちにも安心して食べてもらえます。料理のあとのお茶タイムにぴったりです。
◆あとがき
すっかり和食メインのおすすめでした。みなさまのポットラックおすすめ料理は何ですか？ 私はまだ和食の殻を破れていないので、これからいろいろな国の料理にも挑戦してみたいと思います。
先述の通り、アメリカでは、イベントやパーティーが少しずつ戻ってきました。私はパンデミック中に渡米したので、本来のアメリカ生活がやっと見えてきた今日この頃です。会いたい人に会える、学校に行ける、レストランに行ける、見たい景色を見られる。何でもない日常が、奇跡のようです。
駐在生活を楽しむ心の余裕が出てきたからか、時折ふと、
いま、私にできることって何だろう・・・
私の将来はどうなるんだろう・・・
と考えることも増えました (文字にすると、ちょっと暗いですね！笑)。
悩みは尽きません。でも、この境遇を分かち合える人がいるだけで、心が軽くなって、前向きな気持ちになりませんか？
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文：CAREER MARK 第5期 インターン 島貫さやか（アメリカ在住）
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