見出し画像

ゲームと子育て

私はあまりゲームはしませんが、子ども達はもちろん、大好きです。
ゲームとの付き合い方は、親の大きな悩みの種ですね。

なぜ私がゲームをしないようにしているか。それは、のめりこみすぎるからです。
多分、大好きになってしまう前に、近づかないようにしているんです。

ウン十年前、大学に入ってしばらくした頃、友人から「スーパーファミコン」なるものを借りました。
カセットをカチっと入れて、テレビにつないで遊ぶやつです。
ソフトは「ドラクエ」。人生初のRPGです。
その日の夜、さてさてどんなものかとやり始めて、気が付いたら、翌朝になっていました。

朝だと気付いた時、ゾッとしました。

この経験から、自分は絶対にゲームをしてはいけないと思いました。
ゲームに手を出すと、人生を棒に振るぞ!と強く自分を戒めました。
自分では、止められないんです。
だから、DSも、PSPも、XBOXも、PS4も、電源の入れ方も知りません。
我が家にほぼすべてのゲーム機があるというのも驚きですが。

時代は変わり、今はオンラインゲームの時代。
子ども部屋からは今日も、中学生の息子が友達と楽しそうに話しながらプレイをしている声が聞こえます。

小学校の頃からオンラインゲームを始めたのですが、この時はまだリビングの親のいる部屋の中でプレイしていました。
言葉遣いが悪くなってくるとすぐに親の「こら!」という声が入るので、監視下でのゲームでした。

コロナ休校中は、このオンラインゲームにはずいぶんと助けられました。
長期の休み明けも、リアルの友達に会いたい一心で学校に行ってくれたからです。
普段からオンラインでつながっていると、久しぶりに会うという感じがしないようですね。
休校中は、オンラインにつなげば誰かしら友達がいる。
「ご飯食べてくる―」「風呂入ってくる」と誰かが落ちても、また別の誰かが「ただいまー」とゲームの世界に戻ってくる。
なんとも不思議な世界でした。
親が止めないといつまでも続いてしまい、昼夜逆転ってこうやってなっていくんだなと良く分かりました。

友達とつながり続けることができるのは、オンラインゲームの醍醐味ですね。
引っ越して遠くに行った友達や、リアル友達の遠くに住む従兄弟とも仲良くゲームしながらおしゃべり。
最近は、ゲームはせず、おしゃべりだけというのもあるようです。

学校でグループ課題が出た時や文化祭準備も、部屋の中でPCに向かって話しながらやってます。
スマホで手元を写しながら友達数人と数学の宿題をしていたこともありました。

オンラインゲームの世界は、子ども達にとってはかつての「秘密基地」のような、大人に邪魔されない、自分らしくいられる居場所なのかもしれませんね。
ゲームの世界「だけ」ではなく、リアルの世界でも、子どもがその子らしくいられるようになると、もっといいですね。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?