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出現する未来への期待

U理論、聞いたことありますか?

U理論とは、「過去や偏見にとらわれず、本当に必要な「変化」を生み出す技術」とされています。
小さな組織から国レベルまで、変革が起きる時に、Uの谷を降りて、静寂が訪れる。そして新しい価値が未来から出現する。そんな変革の理論です。
良く分からないですよね。はい。私もあまり理解してません。

こども未来ワークショップ

地域の住人で子どもの未来を考えるワークショップに、ファシリテーターとして参加しました。
人口減少は確実にやってくる未来であり、行政機能を維持できない自治体が次の世代でわんさか出てくる。
そんな街の一つにならないためにも、子ども達のために今できることは何か。
グループに分かれてたくさんアイデアを出し合いました。
それぞれの立場からいろいろな意見が出て、形にしながら、ちょっとひっかかるものがありました。
形はできつつあるけど、集約していくようでまとまらない。

グループメンバー全員の想いが向かう方向はどこだろう?
今のアイデアがすべて形になったとして、そこに来る子達、市内にいる子達がその影響を受けてどう育ち、どんな大人になっていくのか。
それを言葉にしてみよう、と問いかけてみました。

たくましく、自分で体験し、自分で考え、自分でつかみとる

そういう人が地域にあふれる、子ども達の目指す方向はここ、こんな子を世に送り出したいという大人たちの想いが出てきました。

この言葉が出てきたとき、場の流れが少し変わったような気がしました。
後から、これが、Uの谷を降りたということかなぁと感じました。

変革を起こすほどのものではないけど、その場にいた人たちの心の中に静かな感動が広がった気がします。
発表の時もこの言葉は、参加者の心に残ったと思います。

一瞬だけど、心がつながる瞬間。
これはたぶん、オンラインでは起こらない現象だろうなと思いました。

最後の1回を残すワークショップ。
その時、未来が出現するかも。
期待が膨らみます。


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