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「学び」とは何だろうか?

よく親が言う「うちの子は勉強嫌いだから」の「勉強」とは違う。

勉強という用語は、どうも”大人から言われて嫌々するもの”という

認識が子どもにはあるようだ。

実際、私も学生の頃はよく親に「勉強しなさい!!」とは言われても

「しっかり学びなさい。」なんてことは言われたことは、記憶にない。

「勉強」=知識の習得。決められた答えが用意されているもの。

〇か×で判断されるため、子どもも解答までの道筋より、正か誤かに気を取られる。

一方、「学び」=経験してよく知る(*福武国語辞典より)

とある。

この「経験」を通して、自分の判断基準を身に付け、価値観や行動・人との関り方・社会の変化など、生きていくうえでの知識を身に付けていく。そしてその力を使って、自身の新たな世界を切り開いていく。その過程には自分なりの「なぜ?」「どうして?」「もっと知りたい」がある。

それが「学び」であると考える。

AIやIOTなどが出てきて、社会が経済が目まぐるしく変化している現在、子ども達が身に付けるべき力は、この「学びに向かう力」である。

このことは、2020年の学習指導要領にも掲載されている。

参考までにリーフレットはこちら↓↓↓↓

勉強もこの学びの力を使って、「なぜ?」「どうして?」を自分なりに考えて解いていくと、単なる〇か×の答え合わせではなくなる。

どこでつまづいて、何が分からないのか?どんな考え方だとわかるのか?周りに聞いたり自分で調べたり、そんな”経験”を通して身に付けた知識は、「学びに向かう力」となる。解は一つであったとしても、その道筋は自分なりの解となる。

そんな気づきを喜べる関り方を、私たち大人もしていきたい。