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インターンシップの位置づけが変わってきた!?4つの理由

インターンシップは就職活動の予選会!?

これもキャリア教育が間違った方向づけをしてしまった影響だろう。
公平に評価できる指針がそこには存在をしていない。

大手企業の場合は自分の会社が求める人材へ近づけるためにプログラムを組み、人事課が想定している人材を育成するために作られたものである。
他社で通用するスキルとは限らない。
現場で即戦力になる人材の育成につながるかどうかはわからない。

なのに、就職活動で採用をする際に、超大手企業でインターンシップをしていたということで、変な先入観と色眼鏡で見てしまっていることに気づいていない人事。
これは画一的で曖昧な期待を込めた採用基準を設けているからである。

未来への成長、育成、投資ができるかどうかで判断をするのではなく、過去の体験や経験を重視した上、曖昧な期待と採用基準に基づいて採用をしているため、人手不足となる現状がそこに発生してしまった。

丁稚奉公=インターンシップ???

1週間から2週間のインターンシップで、しかも自分達が欲しい人材になるためのインターンシップでは意味が無い。
大学時代の4年間をうまく活用して、6ヶ月以上のインターンシップやアルバイトからの採用をするのもいいだろう。
企業が柔軟に対応をする必要があるけれど、本気で優秀な人材、即戦力になる人材を採用するならこれが理想的。

これから新卒についても通年採用をしてもいいと感じている。
4月に一括入社というのは人事が書類等まとめて提出しやすいとか、異動時期が重なるから手続きがやりやすいという理由だけだろう。

内定承諾後については、アルバイトを通して業務を学んでもらってもいいだろう。
社内での信用預金を作っていくと異動した時に役に立つし、タグ付けもできるだろう。
どこどこの部署の◯◯さんの下でアルバイトをしていたということが社内でわかれば、コミュニケーションも活発化するだろう。

社内の評判が良ければ、どのチームに配属になっても育てていこうとなるのが本音だろう。

そういうことを繰り返していくうちに、社内の信用預金が溜まっていくことになり、幹部候補として新しいレールを用意することもできるだろう。

社会とは不平等であることを知っておこう!

できるやつには仕事をドンドン任せて勝負をさせることで、同期とは経験値の差をつけるべきだと思う。
アルバイトに参加をしないのであれば、入社後のキャリアに差がついていても文句は言えないだろう。
社会とは不平等であり、学校のように教えてくれる場ではない。
自分達の自己責任によって判断をしていく連続だということを学生のうちから身に付ければいいのだから。

そうすることによって企業にとって本当にほしい人材像になる学生が表れてくるだろう。
学生のうちは社会から守られていることも多いが、社会人になった瞬間にガードはなくなるんだから。

全ては自分の決断力も必要になり、自己責任にもなるが、どうやってパーソナルビルディングをして、それが認められるようになり、パーソナルブランディングになり、キャリアのタグ付けができるかがポイントになるだろう。

過去の話を聞くときのポイントが3つ

この3つのポイントを類推したり、分析をすることによって、仕事が出来る人なのか、出来ない人なのかが判断できるからフシギです。

1:他人がやってきた事実について、1人称で話をしていないかどうか。
→チームの手柄を自分の手柄のように話をしていないかということに気をつけます。

2:一発屋ではないかどうか。
→たまたま運があって、時代の流れにあって実力がないにもかかわらず、
ドッカーンと一発当たってしまった為、再現性がない可能性があるので、気をつけます。

3:限られた空間、コミュニティー、人間関係での感動のドラマじゃないかどうか。
→社会とは広い年代とのかかわり合いがあり、普遍的なものがあるが、
本当にごく一部にしか通用しない話というのが多く存在しているので、
そういうことではないかどうか、質問を変えて意図を探るようにしています。

学生時代に体験学習をすることが重要!?

ちょっと話がずれるかもしれないけど、この話をするときにいきなりキャリア学習について堅い話をするよりも、同じフレームでいろいろ仕掛けをしている、秋元康さんとAKBのコンテンツ力について触れてみよう。

人というのは出来ないと思った瞬間に、他人への期待する力が大きくなる。
親が子供に対して、いい学校に進学して、いい会社に就職して、いい給料をもらってほしいと願う。
これは親が苦労をしてきたから、子供に対しては苦労をさせたくないということにつながっている。

AKBのやり方を見ているとこれに近い。
ライブとインターネットの間で両方の力を最大限使っている。
黙っていてもいろいろな情報がインターネットで氾濫をしているのに、なぜ人はライブにいくのだろうと考えるとわかることが多い。

ライブでしかできない体験をすることで応援をしたくなる。
それをうまく使っているのが総選挙や握手会につながる。
何も出来ないと思っていた自分がちょっと応援をすることで、予定調和をぶっ壊すことができる可能性があるというところが、あれだけの人たちを魅了して、お金を動かしているのだろう。

これを新卒採用という点に置き換えてみると、次のようなサイクルがうまれる。
最初に興味を持った業務について体験をさせる。
そして内省をさせることによって、教訓がうまれる。
その教訓をもって適性にもつながるというサイクルである。

よく意識が高い系の学生と言われているのは、頭でっかちであり情報ばかり詰め込んでしまっているからである。
そう思うなら実際にやってみろよ。
できるかどうかわからないけど、失敗するだろうという面接官の冷たい反応がそうさせているのかもしれない。

学生時代に興味をもったアルバイトやインターンシップをドンドンやってみよう。そこから営業がいいのか、マーケティングがいいのか、経理がいいのか、総務がいいのかなどわかる。

インターンシップについても、今の時代の流れに合わせたものでは意味が無い。
以前にもこのblogで書いているが、社会とは窓ガラスを割らないルールであり、
不平等であるから、試合に出続ける必要がある。
そうするにはどうしたらいいのかということを真剣に考えなきゃいけない。

最初に入った会社は何も教えてくれなかった。自分で仕事を見つけることから始めた。
そうすると周りの人が協力をしてくれる。指導もあったし、叱咤もあった。
つまり、考える場を提供してくれたのだ。仮設を立てて、実行をして、検証して、反省をしてという癖がついた。

そうすると仕事が楽しくなってきた。売上も上がっていったことがある。
会社内の評価も上がっていったし、社外の評価も上がって他の会社を紹介してくれた。


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