勝負駆けできる!前倒しキャリア5つのポイント
前倒しのキャリアの実践をすること
会社に雇用されているうちに能力(エンプロイアビリティ)を高めておくことが必要になります。
前倒しのキャリアを実践するにはそれなりの戦略と覚悟が必要になります。
戦略については5つありますが、それに合わせて圧倒的な実績を残すことが求められます。
目標数値のクリアはもちろんですが、それ以上に4半期目標、半期目標、年間目標のクリア、
完全勝利をすることを目標にしていかないと、誰もが認める実績にはならないでしょう。
また、組織やしがらみの中でうまく立ちまわることも必要になります。
営業成績がトップであっても、人間性に魅力が無かったりすると、復職に向けての布石ができにくく、そのまま退社するかたちになることが多いんです。
仕事は1人でやるわけではなく、自分がつくったチームでやっているという認識があれば、いろいろな人を巻き込んで仕事をしていくことになるのは間違いありません。
そして、バックオフィススタッフであれば、◯◯といえば××さんというように、社内の生き字引的な存在になることがエンプロイアビリティを高める方法になります。
どうしても最近では縦割り主義になっているところも多くあり、なかなか社内でも顔を知らないという人が増えてきているところもあります。
そのため、自分自身が社内でいかにタグ付けをされるのかどうかというところがポイントになります。
スキルの面でのタグ付けをできていると、どんな職種においても重宝される事は間違いありません。
戦略の1つ目は勝負はライフイベント前に決まる
ライフイベントを30歳で結婚して、35歳で復職をするということを考えていたとしましょう。
入社して8年間という時間をどう使うかがここでのポイントになります。
1つの会社で8年間過ごすのと、25歳から28歳で一度転職をしているのでは、
市場価値が大きく違うということになります。
1社で長く経験をしているということは美徳とされているのが日本企業の人事の考え方ですが、それでは井の中の蛙大海を知らずという状態です。
その会社にはマッチしているかもしれませんが、転職をしていないということは他を知らない、スキルが市場価値にあっているかどうかわからないということがあります。
1回の転職経験者について、スキルを磨き上げることができていて、
しかも市場にマッチしている可能性が高いということになります。
企業規模も違う会社に所属していることになると、やり方や立ち振舞がわかっていると思います。
結婚、出産前というのは時間的な拘束が発生しないことが多く、いろいろなことにチャレンジをすることができるの時期ですので、ここで圧倒的な実績や後に自信になる実績を積むことができたら、結婚、出産後にも同じポジションや責任のある立場で仕事ができるというメリットがあります。
この時期に管理職の経験を積むことができるのであれば、後に活かせるスキルになることになります。
戦略の2つ目は社内の信用預金をガッチリ
社内の信用預金とは社内での信用性をガッチリ確保することが必要になります。
なぜなら、希少価値の高い人材になるということは大きな財産になります。
プチスキルを4つ掛け合わせることで希少価値がうまれる事になります。
例えば英語、広報宣伝、マーケティング、商品開発というスキルを持っていた場合、バイリンガルなビジネスプロデューサーというタグがうまれる。
現在求められているビジネスプロデューサーの要素をしっかりと持っていることがあり、英語ができるというのはまたスキルを強固にしている。
グローバル化が進んでいるからこそ、英語が使える人材を求めることが多くなっている。
英語を身につけようと思うのであれば、本当に追い込まれるアウエーに身を置くことで、生活するために使わなければいけないという思考が働くと自然に話せるようになる。
活躍している女性の共通点を探ってみると意外なことが判明しました。
圧倒的な実績を残している、新たな価値を生み出すことができる、会社のブランドになれる人、希少性が高い人というのが特徴としてあげられます。
つまり言い換えると、ノマドでやっていけるようなスキルを持っていたり、世の中を変えるような起業家精神を持っていたり、世の中で必要とされている存在になることができる人が社内の信用預金をガッチリ確保しています。
戦略の3つ目は主導権を握ること
社内の信用預金をガッチリ確保することができたら、「あなたがいないと仕事が進まないんだ。やり方を任せるからやってほしい」と言われる様になります。
そうすると社会から必要とされる人になることができるので、働く場所や働き方というのは自分が選べるようになる。
女性のノマド起業家が増えている理由の1つとして、会社員時代にしっかりとした社内預金をガッチリ確保していて、それからライフイベントに合わせて、その信用預金を崩しながら、しっかりとした実績を残して来ているからこそ、成功している人が多くいます。
戦略の4つ目はチャンス増大を図る
変化をチャンスを受け止めて、そこでのチャンスをものにすることが、
できるように努力をすることが大切。
人事異動や転勤の話というと最近の人は嫌う傾向にありますが、自分自身でチャンスを捨てていることになることに気付いていない。
人事異動や転勤で新しい部署に移るということはチャンスが増えるんです。
なぜなら2つのスキルを同時に身につけることができるからです。
1つは環境適応能力と言われるものですが、新しい環境に順応できる能力をもつことは、いろいろな場面で役に立つスキルであるといえるでしょう。
例えば、アウエーに乗り込んで仕事をしなければならない時は、そのプレッシャーの中、結果を残さなければなりませんので、精神的にも、肉体的にも人を成長させてくれる環境であるということです。
国によって商習慣や考え方が違う中でどうやって主張をしていくのか、どうやって折り合いをつけて成功へ導くのかなど、その場にいってみないとわかりません。
そのチャンスをのがしてしまうということは実にもったいない。
もう1つの能力としては人脈や弱いつながりを新たに作ることができるからです。
社内の人脈って意外に重要だということを忘れていませんか。
社外の人脈に注目が集まりがちですが、いざという時に助けてくれるのは社内の人脈なんです。
もしかしたら、同期かもしれませんが、一緒に仕事をしたことがある人かもしれません。
同じ場所、同じポジションで仕事をするということは専門性が高まり、快適に思えるのですが、実は新しい人脈や弱いつながりを作りにくい環境にあるということも言えます。
前倒しのキャリアを実践するのであれば、この2つの能力というのは必要不可欠な要素なのです。
戦略の5つ目はマミートラックの罠にはまらないように
いままでの女性の多くがはまってしまった、マミートラックというノンキャリアの選択。
これは結婚、出産前までに圧倒的な実績と社内の信用預金がなかったことが原因。
そのため、出産、育児休暇を終えて復職をした際に、キャリアとの無縁の仕事を選択することが多い。
それにともないワークライフバランスを重視するマミートラックに入る女性が増えてしまう。
そうするとキャリアに対して自信がなくなってきて、離職することになる。
企業側としても育児休暇後に復職してくる女性について、戦力外、マミートラックに陥らない様にいろいろな施策をしています。
最近では福利厚生で育児休暇が3年、6年などという会社が多くなっていますが、長ければ長くなるほど戦力値が下がってしまい、新卒レベルになることもあります。
そのため、企業によっては独自の戦略を打ち出しているところが増えているので、ホームページや説明会でそういった制度について、調べてみると面白い。
帝人グループは小学校4年生になる直前まで、半年ごとに時短勤務、フルタイムの選択をすることができる。
ベネッセコーポレーションは1990年に3年の育児休暇制度を、1年半に短縮することによって、戦力化を図っている制度があります。
その他にも3歳までは時短勤務かフルタイムかを選択することができるところもあります。
いろいろな企業が独自に福利厚生の一環で、育児休暇を充実させている企業が増えていますが、その後のキャリアについてはあまり知られていないのが現状です。
就職、転職をする際にはしっかりと質問で聞けるようにしておきましょう。
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