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転職活動をバレずに成功させる方法

転職サイトに登録したのはいいけれど…

「転職サイトに登録したのはいいけれど、会社にバレずに転職活動をする方法ってあるんですか!?」という質問を受けました。
100%バレずにやることはできないのが転職活動でもあります。

業界内で噂になったり、人事が使っているサイトで発見をしてしまったりすることがキッカケで、会社に居づらくなってしまうこともあります。
こういう場合は極稀ですが、最近SNSでいろいろと尾ひれ、背びれをつけて話が大きくなってしまうこともあります。

転職する人=裏切り者という感覚を持っている人も多いのですが、職業選択の自由が保証されており、個人的な感情で言ってしまったことが大変なことになることもあるので、発言や行動は注意しておかないといけない時代です。

転職活動がバレてしまうキッカケ

企業が転職サイトを使う時に、個人を特定する直接的な情報は伏せられていますが、職歴については丸見えであることがキッカケで、あの人ではないかという直感的にわかってしまうことがよくあります。

広告掲載をしている企業の人事はスカウト機能を使うため、職歴を見てからスカウトメールを配信しています。
そのため企業名をオープンにしていたり、職務内容を細かく書きすぎていることがきっかけとなり、あの人ではないかという目星がついてしまうことがあります。

転職活動がバレてしまうと…デメリットがあります

3つのデメリットについて考えられます。

・居場所がなくなってしまう

悪い噂話というのはあっという間に広まってしまいます。
冒頭でも書きましたが、SNSへ書き込まれてしまったり、社内で噂になることもあり、肩身が狭くなってしまって、会社にいくことが辛くなってしまうこともあります。

・処遇が悪くなる、出世に悪影響が出る

未だに根強いのが、会社に対しての忠誠心を示すことと長く働いてもらうことが前提となっているため、年次が長くなると役職がついて、出世をしていくことになります。

転職サイトに登録をしているということは、この先いつでも転職をすることを考えていると判断をされてしまう。
これによって弊害が発生していくことになります。

それは評価制度で昇給、昇進に対して、転職をする人に対して高い賃金を支払いたくないという気持ちが働き、昇給見送り、昇進見送りという判断をされる可能性があります。

また、最悪の場合、減給幅いっぱいの減額、降格処分になる可能性もあります。

転職活動がすぐに進んでうまくいくことができればいいのですが、そうでない場合については地獄絵図になってしまいます。

・転職活動の妨害

転職先を探す際に、同業界同業種で転職活動をする人が多くいらっしゃいますが、いろいろなところから情報が漏れる可能性があり、かなりハイリスクを背負うことになることを考えてください。

業界は広いようで狭いので、転職する話が持ち上がっていくと、現職の企業がクライアントに対して妨害行為をしたり、政治的な妨害行為をする可能性もあります。

そうなると裁判になることも多くありますが、結論が出るまで長期戦となり、心も身体も疲弊してしまうことにつながっていくので注意をしてください。

なぜ、転職活動がバレてしまうのか!?

個人情報の保護の観点から見れる情報と見れない情報が存在をしています。
転職サイトへ登録をしたのはいいのですが、リスクを考えて情報閲覧の制限をかけたり、わかりにくい書き方をすることをオススメします。

スカウトメールを送る際に企業が見えている情報と見えない情報についてまとめてみました。

「見える情報」
・年齢
・性別
・お住まいの都道府県
・最終学歴(学校名)
・保有している資格
・職務経歴(企業名、職務内容、在籍年月、職務内容など)
・転職に関する諸条件(年収、転職希望時期など)
「見えない情報」
・氏名
・住所の詳細
・連絡先
→応募をすることではじめて解禁される情報ですが、スカウトメールを送る段階では伏せ文字になっています。

バレてしまう理由としては、人事や経営者が経歴について記憶しているケースがあり、現在の状況と照らし合わせるとあの人ではないかという目星がつくことになります。

登録をした情報からバレるケースとして挙げられるのが、職務内容の部分でわかってしまうので、特定されにくい書き方をすることはもちろんですが、転職サイトによってはブロック機能をしっかりと使うことをオススメしています。

最終学歴と経験社数と現在の職務内容がわかれば、たいていの場合はあの人ではないかという目星がつくことになります。

スカウトメールを使わないサイトはありませんので、転職活動についてバレることが0%ということはありません。
最近では禁止されるようになりましたが、過去の在職や職務内容を確認する企業も未だにあります。
このことよって転職活動がバレる可能性もあります。

転職サイトのブロック機能をうまく活用することができればいいのかというと、現職だけでは不十分です。
過去の転職先についてもブロックをすることをオススメします。

弊害としてあるのが、スカウトメールの激減ということになります。
情報がオープンになっていないので、スカウトメールを企業やエージェントが送れないということがあります。
何か後ろめたいことがあるのかな?ということが考えられるため、疑わしいものには触れないというのが実情です。
SNSを活用したり、エージェントを活用することもオススメしています。

転職サイトでバレない登録方法とは!?

個人が特定されやすい情報としては、お住まいの都道府県、年齢、最終学歴、職務内容が挙げられますが、一番特定されやすいのが職務内容です。
ここはスカウトメールを送る際にしっかりと見る人事や経営者が多くいます。

とはいえ、白紙のまま登録をすることはオススメしません。
なぜなら、箸にも棒にもかからない状態であり、WEB選考も通過することができず、スカウトメールも来なくなってしまいますから。

職務内容にできるだけ個人情報が特定されないようにうまく書いていくことをオススメしています。
例えば、具体的なプロジェクト名、部署名、担当などを細かく書かないことで個人情報がが特定されないように変わっていきます。

<バレるリスクが高い例>
・2017年4月〜2019年6月現在
・首都圏法人営業 営業2課 主任
・マネージメント(部下 営業10名 事務、管理部門各2名)
・法人営業部にて自社ソフトの販売とメンテナンスなどを担当しながら、プレイングマネージャーとして個人数値年間4000万円とチームで8億4000万円の目標数値をクリアすることを目標にクライアントを30社担当しながら、数値を追い続けています。
・マネージメントスタイルとしては管理型ではなく、いろいろな経験をしている人が多かったので、個性を活かしながら、ポイントを抑えながらちゃえレンジしていくことを心がけた。
・実績と売上
2017年度 個人の売上目標対比122%達成、課の目標対比113%達成
2018年度 個人の売上目標対比128%達成、課の目標対比123%達成
<バレにくい例>
・2017年4月〜2019年6月現在
・営業部門 主任 (マネージメント約10名)
・法人向けに自社ソフトの営業 プレイングマネージャーとして活躍
・実績と売上
2017年度 売上目標対比 個人…約122%達成、課…約110%達成
2018年度 売上目標対比 個人…約120%達成、課…約120%達成

個人が特定されにくいのは、細かい情報を出しすぎないということがポイントです。
実績の嘘や偽りは経歴詐称にってしまいますので、懲戒解雇の対象になってしまいますので、絶対にやらないようにしましょう。
場合によっては損害賠償請求の訴訟を起こされるケースもあるので、自分で自分のクビを締めることになるので、絶対にやらないようにしてください。

応募先の担当者を味方につけること

応募先の担当者を味方につけておくといいことがあります。
業界によっては横のつながり、縦のつながりなどがあるため、応募先の担当者があからさまに応募があったことを話すことはほぼありませんが、例外としてあるのが、パワーバランスの関係や雑談の中からポロッと漏れてしまうことがありますので、注意が必要になります。

そういったことがないようにするためにも、面接担当者に対して「現職には転職活動をしていることはつたえておりません。口外しないようにしてkただけますと幸いです」と釘を差しておくことも必要です。

自分のもの以外でログインはしないこと

会社から支給されるものとして、パソコン、スマホ、タブレットなどいろいろな機材が貸し出されることがあります。
それを使って転職サイトへのログインはもちろんですが、メールやSNSも使うことをやめましょう。

履歴が残っているケースがあると、損害賠償請求の対象になる可能性もあるので、注意をしてください。
履歴を消したとしてもログを解析される可能性もありますので、疑われないようにするためには、会社からの支給品で転職活動やSNSなどは絶対にやってはいけません。

エージェントを使うのも選択肢

エージェント経由で転職をする方法もあります。
個人情報の保護の観点から情報漏えいの可能性は低くなります。
年代別、業種、業界別、年収などによってエージェントを使い分けることが必要になります。
年代別の転職サイトの活用方法については、いつの日かまとめてみることにします。

エージェントも大手総合商社型の誰もが知っているエージェントから、個人商店のようなエージェントまで、約16000社あります。
その中から自分の転職戦略に合わせた会社を選ぶのか、自分の価値観や思想までわかってくれている会社を選ぶのか、それはあなた次第。

業界特化型、ポジション特化型など会社の特徴を見極めてから応募をするのも良し、片っ端から会ってみて自分の感覚にあう会社を選ぶのもいいでしょう。

主導権を握っているのはあなたであり、エージェントではありません。
主導権争いをしてくるエージェントやマウンティングするエージェントは使わないようにすればいいんですから。

最近増えているのが、SNSからの転職

最近増えているのがビジネス系SNSのLinkedInやWantedlyと、FacebookやTwitterなどのSNSからの転職が増えています。
友達関係や弱いつながりから転職をする場合もリスクはあります。

業界が狭いということ、どこから情報が漏れるかどうかはわかりません。
友達の友達はみな友達だではありませんが、細心の注意をしておくことは必要です。

連絡についても会社支給のものではなく、個人の持ち物でのログインは必ずですが、業務時間中に連絡をしたりすることはやめておきましょう。
会社のメールでの連絡もやってはいけません。

できるだけ、業務時間外でプライベート用のパソコンやスマホで対応することをオススメします。


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