見出し画像

成長するための4つのポイント

ビックマウスでもいい

企業内で面接をしていると実にいろいろな人と出会うことができる。
すごく印象に残っている人もいれば、あまり印象に残っていない人、話ができすぎているから疑ってしまう人など、人生いろいろ、人もいろいろ。

その中でも印象に残っているのが、「あっ!数年経験をさせていただいて、営業成績の月間トップと年間トップを獲ったら転職します。」と言い切った学生さんがいた。

最近の流れだと会社に入ることがゴールになっている就職活動をする学生が99%いるのに対して、その学生さんは珍しかったのですごく印象に残っている。

現場の支店長と人事は是非ほしい人材としてススメていた。
しかし役員、経営陣は「忠誠心のない学生を採用しても投資する時間と費用のの無駄」ということでハレーションが起きた。

現場と人事からの猛プッシュによって、お祈りメール候補からの当選ラインへの浮上が起こった。

なぜ、この奇跡が起こったのかというと、とあるスポーツ好きの役員の鶴の一声だった。
「昔の話だけど、松井秀喜さんが巨人にいる頃、福留選手と三冠王を争っていたことがあったでしょ。その当時のインタビューで松井秀喜さんが、『三冠王を獲れたらいいですね〜。』って答えていた。それをスポーツコーナーのゲストで出ていた落合博満さんが、『松井くんは三冠王になれないよ。』って一言で一刀両断したんだよ。そしたらアナウンサーが『なぜ、落合さんはそう思うのですか?』と切り替えしたんだよ。そしたらさぁ〜落合さんが『獲りたいですねといっているうちは獲れないんだよ!三冠王を獲るってそんな気持ちじゃ獲れないんだよ。絶対に三冠王を獲りますと言わないと、獲れるもんじゃないから。』と言い放ったんだよ。そのアナウンサーは苦笑いしながら、三冠王を獲得した落合さんだからわかることなんですね〜なんてかえしやがってCMに入ったんだよね。」

その年の最終成績として、松井秀喜さんは打点王、本塁打王の二冠、福留選手が打率王を獲得した。

その役員は続けて、「ビックマウスで威勢のいい学生さんでしょ。現場と人事がここまで推しているんだから、何かビビって感じているものもあるんじゃないかな。何もかもダメで押し通すより、やってみなはれ精神で採用してみましょうよ。その学生さんが活躍すれば現場の意見もしっかり聞いて、採用活動をすればいいですし、もし間違っていたら見直し、改善をしてみればいいんですから。」というと、社長が「採用してみてどういう才能が開花するかみてみたいね〜」という阿吽の呼吸で採用が決まった。

自分にコミットできるかどうか!?

スポーツ選手はもちろんですが、ビジネスの世界でも成功をしている人の共通点として、自分にコミットメントすることができるのかどうか。というのが1つある。

強気なコメントをすることによって注目を浴びることになり、自分自身にプレッシャーを掛けることができる。
最近で流行っているのかどうかわかりませんが、SNSでこんな事やりたいという宣言をする人が増えている。

宣言をすることでやらざるを得ない状況に自分を追い込んでいくのはよく分かるのですが、その後どうなったかなんて全く書かないか、話を盛っているでしょということを書いている人が多い。

実績を上げました!私ってすごいでしょ!認めてくれる〜!という投稿も多くなっています。
Google先生に聞けばわかるけど、真偽が玉砕混合の情報が溢れています。

情報リテラシーはある人が多くなっていますが、脳力脆弱者が増えているのは事実でしょう。
自分が判断をしているという錯覚で決断をしていると勘違いをしている人が多くなっている。

自分の判断基準は自分が経験してきた原体験が基本になって、過去の成功体験が2つ目の層をつくる。
そこに知識や情報がのってきて3層構造で判断をしていることが多い。

失敗をしたくない、遠回りをしたくないというバイアスがかかっているからかも知れないけれど、脳力脆弱者になってしまう人が多く、結局は失敗してしまうことになってしまう。

自分の責任にできるかどうか!?

結果については自分がやってきたことが間違っていなかったのか、反省をする時に感謝の言葉ってビジネスにも通じるものがある。

オリンピックがはじまって、2回目の週末になって、気づいたこと。
一部の競技以外については、関係者が入るだけという今までにない異常なオリンピック。

オリンピックでよくいわれるのが、
相手がいる競技だと、
金メダルは勝ち抜いた人
銀メダルは決勝で負けた人
銅メダルは一度負けたけど、
気持ちを切り替えて勝てた人と言われている。

リーグ戦で長期戦の戦いと短期決戦の勝ち上がりでは、戦い方も違うし、メンタル、モチベーションについても違う。

常にトーナメントで戦う競技になれている人、そうでない人で気持ちの切り替え方が違う。

常にトーナメント方式で戦っている人は、一戦必勝が当たり前になっている。
常に勝ち続けなければそこでトーナメントが終了してしまうからだ。

常に目の前にある戦いに対して勝つことが当たり前になっている。
気持ちの切り替えも早いのが特徴。

リーグ戦で戦いなれている、野球やバレーボールなどについては、負けを計算した上で最終的に優勝を目指すことになるため、チーム戦略として勝ちに行く試合とそうでない試合というのがある。

また、長期戦になれてしまうと1つの負けを引きずることになってしまう。
負けて気持ちの切り替えができずに、連敗をしてしまうこともよくある。

体操、飛び込み、ゴルフなどのように、自分との戦いがあって、結果として順位がつくものがある。

自分ができるパフォーマンスを100%発揮をした上で、結果を待つ。
採点競技などは特に小さなミスが、減点になってしまうこともある。

自分自身としっかり向き合って、弱い自分を出さずに、100%のパフォーマンスをすると、結果がついてくることがよくある。

精神論や根性論ではないけど、最後は「勝ちたいんや!」という気持ちがあるかどうか。

やってきたこと以外に試合ではやれないわけですから、日頃の練習からいろいろなシュミレーションをして、試合さながらの練習をしていないと、最後の最後の差がついてしまう。

一度負けて気持ちを切り替えるのもすごく難しい。
切り替えが早くできれば、目の前のことに集中できる。

逆に切り替えができないと、モヤモヤしたまま試合に望んでしまうからせっかくのチャンスをのがしてしまうことも多い。

ビジネスにも共通しているのが、気持ちの切り替えである。

失敗したら気持ちの切り替えて、目の前のことに集中したらいい。くよくよ考えたり、愚痴っても何も変化をしない。

自分自身がしっかりと内面と向き合うことからはじめて、いい面も悪い面もしっかりと受け入れることができたとき、最高のパフォーマンスができるんじゃないでしょうか?

仕事は1人で回すものではなく、チームとして動いていることがよくあります。
その時にバックアップしてくれたメンバーに対して感謝の気持ちを伝えたりすることはすごく重要だ。

感謝の言葉を伝えることによって、よりチーム内の結束力が高くなり、信用と信頼が蓄積されていき、チーム力が成長していくことになる。

常にアップデートをしていくこと

状況は刻々と変化をしていくことになりますし、チームの状況も刻々と変化をしていくことになります。
日本企業の場合は3年に一度配属転換をすることがよくあります。

定期的な人事異動ということありますが、いろいろな部署を経験させる事によって適性を見極めるというのが企業の9割の考えたであるが、個性を尊重するためにAIによるHRTechが始まりつつある。

才能開花をさせるためには上司の目だけでなく、AIの目で俯瞰の位置から考える必要もあり、人事評価についても上司だけではなく、360度評価によって同じ地位の人たちから評価をされたり、部下が上司を評価する時代に変化してきている。

時代に合わせて変化をしていかないと、あっという間に置いてけぼりになってしまう。
アップデートしないということは時代の流れに抗うことになるのかも知れない。

働かないおっさん、妖精さん、老害と言われないためには、説教、自慢話、武勇伝を語らず、常に素直さと謙虚さを持ちながら、地位や名誉に囚われることなく、感情をコントロールすることができ、明るく表現する力があり、心に余裕がある人になっていると、いろいろな情報が集まってくる。


よろしければサポートをお願いいたします!頂いたサポートについては、製作費として使わせていただきます。