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エージェントは年齢、業界、業種によって選ぶ基準が違う3つの理由とは!?

転職際に気をつけたいAgentとは?

昔に比べて、紹介会社が乱立している時代です。
日本には約16,000社の人材紹介会社があります。
大手企業の系列系が20%、独立系が80%あると言われています。

大手企業系系列というのは、誰もが知っている会社の子会社として人材紹介会社を作っている会社。
銀行系、メーカー系などいろいろなAgentが存在しています。
Agent業界で有名な会社のほとんどは独立系なんです。

Agent会社にもいろいろタイプがありますので、慎重に選ぶことをオススメします。
転職Agentの役割は「キャリアの相談相手」と「市場価値、市場へのアクセス」です。
キャリアについては、きちんとヒアリングをした上で新しいキャリアヘの気付きがあったり、
本人が気づいていない価値について気づかせることですね。

最近ではネットでカンタンに転職ができることが主流になってきた為、ProAgentが少なくなっています。
最近ではマッチングする、推薦する、面接設定をすることだけに重きをおいている機械的なマッチングが増えています。
生産性とか効率性ということをいわれることが多くなり、登録したばかりの人など鮮度を重視する流れになっています。
そのため、面談時間も限られる、インタビューできる内容も限られてくるため、ProAgentがいなくなったといえる。

ちょっと昔では考えられなかったことですが、全くスキル違いの案件を送ってくるAgentも少なくありません。
人事、経理なのに、マーケティングの案件であったり、営業でも有形商材と無形商材で違うのですが、
営業だったら同じでしょ。と言わんばかりにごちゃごちゃに案件を紹介してきます。
これはコンピューターでマッチングしており、人を介していない作業といえる。

まずは転職サイトの情報をみてみましょう

U30才までの方であれば、いろいろなAgentに登録をしておくことをオススメします。
機械的にマッチングをするAgentとアナログ的にマッチングするAgentなどを見て、自分にあっているAgentを選択することで、転職活動を円滑に進めることができるでしょう。

30才以上になると、マネージメント経験や専門性を問われるケースが多くなるので、信頼のおけるAgentを見つけることが重要です。

1つ目ののチェックポイントは転職サイトをしっかりみてみましょう。
最近の転職サイトは自己紹介がついているサイトをよく見かけます。
その人をみて、案件をみて応募をすることをオススメします。

最初のチェックポイントは、自己紹介をチェックしましょう。
ここで業界歴が書いているかどうかをチェックしてください。
業界経験が5年以上ということであればひとつの目安になります。

3年で1人前といわれるのが社会の常識ですが、それだけでは判断ができない。
Agentにもよって変わりますが、一気通貫型として営業とキャリアコンサルタントをやっている人、セパレート型としてキャリアコンサルタントだけをやっている人が混在しているからです。会社の大きさによって変わりますので、自己紹介をしっかり読んでください。

次のチェックは口コミ評価です。
Agent会社が表彰されるのも同業界内での話ですから、本当に企業や応募者から感謝されているかは別です。
その時に見てほしいポイントがAgent会社の口コミ評価、または、Agent個人の評価です。

よくあるのが、応募した案件があるにもかかわらず、結果を1週間以上通知してこないAgentもあるぐらいですから。
人間なので忘れてしまうことはありますが、Pro失格と言える行為です。
ヘタをすると1ヶ月ぐらいしてから、連絡があるケースもありますから。

いいAgentが担当になると1週間で結果が出ない場合は連絡が入ります。
『企業様の都合によって、選考結果が得られていませんので、私からも企業様へ連絡を入れてプッシュをしますが、もうしばらくお待ちいただけませんでしょうか。』という一言があるかないかで心象が変わります。

企業によっては選考スピードが違ったり、優先順位が違ったりするため、
面接終了後にすぐに結果を出すことは最近ありません。
職種によっては即日、翌日というケースもありますが、企業はスピード選考をしなくなっています。
年齢、役職、年収などが絡んでくると全体のバランス、相性などいろいろなネックがでてきてしまうからです。

口コミが絶対とは言いませんが、コメントなども見れるようであれば読んでみましょう。
クライアントとキャンディデイトを同じように扱えるAgentがProといえるでしょう。
これが面談前までにやれるAgentの選別方法です。

キャリア面談時の対応をチェック

2つ目のチェックポイントが応対についてです。
実際にアポイントを切ったあと、面談をしていてわかることもあるんです。

「すごい経歴ですよね。」「私よりベテランそうなので…」「業界経験者の人にいうのは…」など、ヨイショをしてくるキャリアコンサルタントは除外対象にしましょう。

これがなぜNGの理由なのかというと、経験が浅いキャリアコンサルタントの可能性が高いんです。

人は自分よりすごい人が来てしまうと、物怖じをしてしまうことがあります。

逆のことを言うと、Agentとしてお金にならない人と判断をされた人に対して、新人に担当をさせるAgent会社もあります。

これはAgent経験者だからいえることですが、Agentの営利団体ですから、
紹介をして面接設定をできなければ意味がありません。
また、これもインターネットでカンタンに応募できる時代になってから発生していることです。

最近では電話面談をやっているAgentも増えていますが、facetofaceでやらないとその人の雰囲気、オーラなどがわからないのと、表情の変化に気づかないんです。

インタビューをしている時に気にしているのが、相手の表情なんです。
ここまでは突っ込んでもいいけど、これから先は危険なんだとか、1つの質問をしたら、10個ぐらい答えてくれる人なんだとか、あわないとわからない部分が多くあります。

電話がインパクトが弱いのは、声だけで判断ができるのかどうかという疑問がある。
見た目もわからない、写真だけで判断をするというのは、先入観を持っているからかも知れない。
機械的なマッチングに近いのではないかと思うようなAgent会社もある。

3つ目のチェックは案件の紹介時です。

自分が担当をしている企業についてはめちゃくちゃ詳しいんですけど、
他人が担当している企業についてはめちゃくちゃ知らないというケースもある。
案件の紹介について責任を持っていないAgentの特徴ともいえる。

キャリアコンサルタントもKPIという行動指数に追われているから、案件を紹介して、本人OKを取りに行くという手段の一つです。
質問をすると、『担当者に確認しないとわかりませんので…追って連絡しますね。』という対応をされてしまうことがほとんどです。

このチェック項目をすべてクリアできるAgentは皆無に近いかもしれません。

もう一つ、Agentを見極める質問がある

「この案件を勧めていただいた理由はどうしてですか?」
「この会社の雰囲気や社長さんや一緒に働く人達はどんな雰囲気をしていますか?」
「今回の募集の背景について教えて下さい」という3つの質問です。

案件を勧めた理由については、スキルマッチングで片付いてしまいます。
今回の募集背景については、求人票に書いていることが多くあります。
そうするとポイントになるのが、会社の雰囲気や社長さん、同僚や上司についてです。
これは情報共有ができているのか、実際に訪問をしてみないと語れないことが多い。

キャリアコンサルタント専門であっても、情報共有ができている会社については、事細かに詳細について話をしてくれます。
例えば、上司は40代の男性で中途入社です。同僚になる人は20代、30代の男女4名です。
新卒が2名、中途入社が2名です。などと人員構成について話をしてくれます。
社長さんについては、社歴が20年ぐらいで営業から叩き上げで現在の地位までいった人です。とか、
先代から事業継承をした2代目とかインタビューをしていないと答えられない話が多い。

自分のことを理解してくれるAgentを見つける

転職をする気がなくても、職務経歴書を作っておくことをオススメしています。
転職は思った時にやり始めると意外と時間がかかったり、求人がないケースも有ります。
それから準備をするよりも、いつ何があるかわからないから、準備をすることが重要です。

また、転職サイトに登録をするとスカウトメールがたくさん送られてきます。
その中でもちゃんとレジュメを見ているかどうかというのは、メールの本文中にレジュメからこの案件が今後のキャリアにプラスになるかと思い送りました。とか、レジュメを拝見しまして、今後のキャリアについて伺った上で案件を紹介させていただきたいと思いますなど、読み手のことを考えて、メールの本文を考えているAgentがいます。
そういうAgentを見つけたら、最優先で会いに行くことをオススメします。
 
案件ありき、紹介できるかもしれないから呼んで見ようというAgentが多くなってしまった。
機械的にマッチングした候補者に対して大量のメールを送っているケースも有ります。
Agentは転職というタイミングで出てくる切り札のように思えますが、実際にはそうではありません。
いろいろな相談相手になってくれる場合もあれば、メンターになってくれる場合もある。
人と人の付き合いですから、転職するたびにお願いをできる人かも知れません。
 
私が言い続けていることがあります。
時間があるときに10社のAgentに登録をしてみましょう。
相性が合うAgent、信頼できるAgentを3社見つけると同時に、市場価値を確かめてみましょう。

また、担当が頼りない、ちょっと気が合わないと思ったら、担当を変えてもらうことも失礼には当たりませんので遠慮無くいってもいいんです。
それも労力がかかるというのであれば、違う会社を探すことをオススメします。

自分のことをちゃんと理解して案件を紹介してくれるAgentを探しましょう。
人それぞれのポイントがあるので、直感も信じてみるといいかもしれません。 

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