ビッグウィング:人ってやっぱりいいなと思い出したい時にはコレ
【ビッグウィング:矢島正雄・引野真二】
今日は2020年5月24日。SNSは昨日から「誹謗中傷」がトレンドになっている。
SNSはクローズドになっていく、という意見もあるし、それはその通りなのかもしれないけど、できれば、まだ、あきらめたくない。人類は国境を越えてオープンになっていく未来を。
人はいつでも変われるし、手をつなげる。
犯罪はダメだし、人が傷つくようなことは避けた方が良い。もし傷つけてしまったのなら謝って償うことができる。
何かの罪を犯した人を周りが私刑する世の中が理想の世界だとは思えない。法治国家なら罪は法で裁かれれば良いし、法に抜け道があるのなら、法を整えていきたい。
何らかの過ちを犯しても、反省する意思がある人をそれ以上貶めない世界に私は住みたい。
たとえそれが今はきれいごとだとしても、きれいごとを掲げて生きていきたい。
全力できれいごとを
そんな時には、この物語。
ビッグウィング。
吉川久美子ちゃんはビッグウィングにグランドホステスとして勤める女の子。本当はスチュワーデス(今はキャビンアテンダントというのかな?本ではスチュワーデスと記載されている)を希望していたが手違いで落ち、グランドホステスに。
羽田空港内で起こる人間模様におせっかい久美子ちゃんがあれやこれやと口をツッコミ、周囲は大迷惑を被りながらもアレ、一番大事にするべきことって何だっけ?と思い出していく。久美子ちゃんはおせっかいおばさんそのもの。自分の愛と正義をかかげ、その信念を貫く。
今はそつないことがカッコいいことで、おせっかいはイケてないこととされている。
近所のおせっかいおばさんがいなくなったから、結婚する切っ掛けがない人も増えたと思う。
もちろん、自分の正義を押し付けるおせっかいおばさんは鬱陶しい。正義が一つだという思い込みで暴走するので、身近にいたら若干辟易するのが見えている。おせっかいおばさんも少し変わった方が良い、とは思う。だけど。そうなんだけど。おせっかいおばさんって、愛はあるんだよなあ。
そつなくカッコいい生き方は、愛にはケチだよね。愛を周りに振りまくことにはケチなんだよね。
みんなが愛をケチらずに周りに振りまくようになったら、メッチャすごい世界になるんじゃないかな、とかそんなことを思う物語。
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