はる吉@旅するStory Creator |Story Labo のたり舎

【じぶんの物語をことばに】作家.瞑想と星読みとキャリアコンサルティング。物語やってます…

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【じぶんの物語をことばに】作家.瞑想と星読みとキャリアコンサルティング。物語やってます。高齢の母と田舎暮らし|story発掘・エンタメ探求|田舎暮らし・旅・田舎×創作 #小説 #物語 #キャリア教育

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【社員がメンタル不調になる前に】読了感想

この本は、わたし(あなた)のための本でした。 『社員がメンタル不調になる前に』 著者:株式会社Smart相談室 代表取締役・CEO 藤田康男 あの頃の私に読ませてあげたい。 読みながらそう思いました。 あと一歩で楽になる…。 私は会社への行き帰り電車のホームで何度となくそう思ったことがあります。 最初に思い始めた頃はまだホームに扉はなかったし、メンタルヘルスという言葉もありませんでした。 ハラスメントも差別も言語化されていなかったから、会社では怒って電話機を投げる人

    • 雪人:蓋をしても消えない裏側に気づいたらコレ

      【雪人:もんでんあきこ・原作:大沢在昌「北の狩人」】歌舞伎町は怖い(らしい)ので近寄ったことない。 新宿に行っても3丁目の駅を降りてすぐの紀伊国屋書店へGO。「裏側」とか見たことがない。見ようとしたことすらない。怖い(らしい)から。 無関心とはある種の暴力かもしれない。自分が知らない世界はないものとして過ごしている。自分にとって物語は幸せになるツールなので、「ハードボイルド(暴力的・反道徳的)」なものに手を出したことはない。そういう世界は絵空事のように思っていた。 日本

      • 違国日記:人とうまくいかないと感じたらコレ

        【違国日記:ヤマシタトモコ】「家族」というのは愛する理由にはならない。 「血は水より濃い」とは言う。たしかにそうだろう。他人より血のつながった血縁者の方が関係が強く深い。 でもその「強く深い」は必ずしも「愛」にベクトルが向くとは限らない。憎しみに向く場合もあれば、無関心に向く場合もある。他人なら許せることが、血が濃いからこそ許せない、ということも起こる。 主人公、朝(あさ)は中学3年生。ある日交通事故で突然両親を亡くす。葬式の日に親戚が引き取りでもめていたのを見かねて、母

        • あせとせっけん:コンプレックス克服をめざすならコレ

          【あせとせっけん:山田金鉄】だれしも人に言えないコンプレックスを抱えているのだと思う。 なにが「コンプレックス」になるかは、子供の頃の刷り込みだったり失敗だったり、なにがしかの心の琴線に触れる体験が元になっていることもあり、そう簡単には乗り越えられない。 それが特に身体的なものの場合、努力で補い難い部分が多く、根が深くなる気がする。 なんて、真面目に書き出した、今回のマンガは「あせとせっけん」。 このマンガ、なかなか手に取れなかった。 どう見てもこれ、エロマンガの表

        【社員がメンタル不調になる前に】読了感想

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        • マンガは命のサプリメント
          48本
        • 記憶のカケラ
          208本
        • マハティのこの世はネタで溢れてる
          13本
        • Youはなにしに地球へ?
          4本
        • ライフキャリアデザイン・自分の人生を自分で創る
          26本
        • ひきこもりマハティの日常
          6本

        記事

          薔薇のために:人を好きになりたいと思ったらコレ

          【薔薇の為に:吉村明美】人を好きになるって、能力だと思う。 特に大人になればなるほど。 小さい頃は、好きになるのは簡単だった。見るすべてのモノはキラキラ輝いていて、この世は光に満ちていた。 でも大人になると、 いやでもね と否定し出す。すでにアレコレ知ると、 そうは言ってもね とマイナス面を上げる能力がついてくる。 で、結果として、「好きになる」はハードルが高くなる。 恋はするものではなく、落ちるもの という名キャッチコピーがあったが、 「どうやったら落

          薔薇のために:人を好きになりたいと思ったらコレ

          高嶺と花:定期的な萌え拾いにはコレ

          【高嶺と花:師走ゆき】萌えは定期的に拾わねばならぬ。 でないと禁断症状が起こる。 なにに萌えるか、は人それぞれ。小指の爪に萌える人もいれば、眉間のしわに萌える人もいる。ちなみに、腕まくりした腕のスジ萌え(女子→男子)、とかうなじのおくれ毛萌え(男子→女子)は多い。 なんだけど、萌えの王道は「行動」萌え。なんだかこの表現が萌えないな。 しぐさ萌え と言い換えよう。 しぐさに萌える、が萌えの王道。と断言。よう知らんけど。 対人とは限らない。一番多いのは猫。「うちのヌコ

          高嶺と花:定期的な萌え拾いにはコレ

          誰も寝てはならぬ:飄々と生きたいならコレ

          【誰も寝てはならぬ:サライネス】なぜか隣の芝生は青く見える。 隣の子の方がかわいいし、モテるし、仕事もできるし、なんなら人脈もあって、そんなことある!?って言いたくなるほど運が良くて、自分よりずっと人生を謳歌しているように見える。 もしくは他のところはとんでもなく不器用なのに、人生何回目だよってほど、自分のやるべきことが見えていて、わき目もふらずに何かを追求できる強さがあったりする。 なんだろ。ふり返って自分はと言えば、ちっとも降ってわいたような運とかやって来ないし、五

          誰も寝てはならぬ:飄々と生きたいならコレ

          BLACK BIRD:何のための生まれてきたのか疑問を持ったらコレ

          【BLACK BIRD:桜小路かのこ】虚心でいよう、と思いつつも、気が付けば、つい先入観を持って持ってモノゴトを見てしまう。残念ながらそう簡単に「クセ」はなくならない。 そんなわけで、BLACK BIRDの表紙を見たときに、 吸血鬼SMエロマンガ?? と思った。(ゴメンなさい!!) SMエロマンガはそれはそれですばらしいモノもあるし、吸血鬼もロマンがあるし、良いんだけど、残念ながらその当初は食指をそそらず、未読のまま時は流れた。←重要注:この物語は、SMエロマンガでも

          BLACK BIRD:何のための生まれてきたのか疑問を持ったらコレ

          ちはやふる:やりたいことが見つからない時にはコレ

          【ちはやふる:末次由紀】そんな簡単にCallingは降りてこない。これが自分の「天職だ!」と思えるほど、熱中できることはそうやすやすと見つからない。 「好きを仕事にしろ」 って最近よく言うけど、自分の中に仕事にできるほどの「好き」ってあったっけ??音楽やサッカー、ゲーム・・・寝食忘れるほど好きかと言われると、ちょっと困る。ゲームクリアまで貫徹とかすることはあっても、クリアしたらそこで終わり。何度もやり込むほどじゃない。サッカー好きって言ったって、部活じゃあるまいし、毎晩リ

          ちはやふる:やりたいことが見つからない時にはコレ

          七つ屋忍のぶの宝石匣:自分らしく生きたいと思ったらコレ

          【七つ屋忍のぶの宝石匣:二ノ宮知子】オタクはオタクを知る。 っていうと変だが、オタクはオタクに対して鼻が利く。 あ、同類だわ。と。 たいてい外れない。 オタクとは「神は細部に宿る」を地で行く人なんじゃないかと思う。 つまり、何かに興味を持って調べはじめたら突き詰めずにはいられないし、類似も調べずにはいられないし、なんなら歴史やたどり着く経緯も気にせずにはいられない。 そうして自分の頭には、何の興味もなくまっ平な草原と、調べまくったけど使い道のないマリアナ海溝が出来上

          七つ屋忍のぶの宝石匣:自分らしく生きたいと思ったらコレ

          俺物語!!:人は顔じゃない!と思ったらコレ

          【俺物語!!:アルコ×河原和音】「人は見た目が9割」という本が以前ベストセラーになったが結構真実かもしれない。人は見た印象を「真実」と思い込み印象を受ける。あながちウソじゃない。 アルバート・メラビアンというアメリカの心理学者が相対して話して感情を伝えるコミュニケーションを取る際、言語と非言語メッセージのどちらを重視するか、という論文を発表しているが、これが「メラビアンの法則(3Vの法則)」として現在でも語られている。 コミュニケーションの要素は 言語 Verval・・

          俺物語!!:人は顔じゃない!と思ったらコレ

          エースをねらえ!:本質を知りたくなったらコレ

          【エースをねらえ!:山本鈴美香】 はや50年近く前の物語、エースをねらえ! 久々に読み返しても、泣かずにはいられない。宗方コーチ・・・(T_T)(T_T)(T_T) 普通に読んだからツッコミどころ満載。そもそも現在のフェミニストの攻撃対象になりそうだし。だって「男に支えられない女は弱い」だよ。いやいやいやいや。ちょっと待てや。とか言いたくもなるし。 なんだけど。それって、その部分って、本質じゃないんだよな、と思ったりする。 現代はネット社会で、残念ながらちょっとした

          エースをねらえ!:本質を知りたくなったらコレ

          ヴィンランド・サガ:嫌いな何かがいる時にはコレ

          【ヴィンランド・サガ:幸村誠】子供の頃、右手が嫌いだった。嫌いすぎて、何度叩いたか分からないくらい、叩いた。 5歳くらいの頃にピアノを始めた。「始めさせられた」が正しい。 年子のねーちゃんと一緒に。この年頃の1年ちょっとの年の差は大きい。ねーちゃんがすぐできるようになることが私にはなかなかできるようにならない。泣きながら練習しても右手は全然思う通り動いてくれない。私は典型的な左利きで、右手はとんと不器用だった。左手でできるようになることが、右手ではどうしてもできるようにならず

          ヴィンランド・サガ:嫌いな何かがいる時にはコレ

          弱虫ペダル:全力疾走したい時にはコレ

          【弱虫ペダル:渡辺航】 スポーツに根性論持ち出してくる奴とは絶対友達になれないと思っている。 根性が不要、という意味では決してない。 ただ、みんな根性全開で戦う中で、根性だけで勝とうとするなんて、アホウだと思っている。必要なのは戦略とそれに基づくトライ&エラー。負けたときに「根性がない」ことを理由にする体育教師なんて、この世から抹消されてしまえ、と思っている。 体育教師の悪口ならいくらでも湧いて出る。どんだけトラウマがあるんだか。 そんなわけで、基本的にスポ根マンガは敬

          弱虫ペダル:全力疾走したい時にはコレ

          ぼくの地球を守って:自分を解放したいならコレ

          【ぼくの地球を守って:日渡早紀】 時々意味もなく、イラっとしたり悲しくなったり、なんだか分からないけど攻撃的になったりする時に、人間は頭がいいから、「適切な」ロジックを組み立てる。 「アイツが悪い」ことをロジカルに自分に納得させ始める。 そんなわけで、SNSはロジカルな正論が溢れている。 みんな、「アイツが悪い」。 でも本当は、そのイラつきや悲しみの原因はそれじゃない、と自分の心の底では知っている。自分自身すらもだまして、適当な「アイツ」を適当なロジックで攻撃して、

          ぼくの地球を守って:自分を解放したいならコレ

          美貌の果実:土と暮らすならコレ

          【美貌の果実:川原泉】 日本は、農業大国だった。その昔。 でも農業に携わる人は減る一方。高度成長期、農業のみで生きていくことは難しく、多くの農家は「兼業農家」になり、子供に、農業以外で生きていくように、学校へ行って就職するように教え諭した。 その結果。気が付けば農業従事者は減る一方。 いや、だってさ。儲からないんだもん。 農家はしょせん農協の小作人でしかなく、農協に逆らったら村八分にされるし、逆らわずに指示された耕具や農薬をすべて農協から買って、できた農作物を農協へ

          美貌の果実:土と暮らすならコレ