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映像研には手を出すな!:世界の中心でオタクが世界を救うと叫びたい時にはコレ

【映像研には手を出すな!:大童澄瞳】


全方向から多大な迫害を受けるオタク。

今でこそある程度認知されてきたが、それもある一部だけ。

オタクとして存在を認められるか否かは、顔とスタイルとファッションセンスと話術にかかっている。

条件、多いな!?

太っているサッカーファンや10人並みの顔の映画ファンがOKなんだから、大差ないやん。と言いたいが、マンガオタクやアニメオタクへの視線の厳しいこと。

※余談だがアイドルオタクへの視線も厳しいよね。

いや、ワシら、害虫じゃないんっすけど。

念のため言っておくが「ワタシはオタクじゃない」と自分だけ棚に上がる。

Twitterでリツイートされまくったコレ

「ツイッターは!!遊びじゃねえんだよ!」

元ネタはこの物語。

映像研には手を出すな!

いやあ、すごい。すごい、物語。

オタク万歳!!!この世界を救うのは、オタク!!

東京タワーのてっ辺で叫びたくなる。

アニメもあって、絶対、見比べた方が面白い。

もうね。もうね。なるほど、コレをこう表現するか!?とディテールに萌えるから。

壮絶に悩ましいのは、この世界観、どちらかといえばアニメ向き。

なにせ説明多いし。森見登美彦さんの小説(ex:四畳半神話・夜は短し歩けよ乙女)が音声ありなのとないのとでイメージがまるで違うように、音や動きが結構重要な部分が多い。そもそも映像研究部が自分たちの作ったアニメの世界の中で妄想する、っていうシュチュエーションが多いし。

なんだけど、ああ、この部分はマンガの方がいいな、という部分もあって、この物語は、もっとマンガとアニメとゲームあたりを融合して作ったら、さらにパワーアップするんじゃないかと思わずにはいられない。

しまった。萌えすぎて、マンガ紹介全然していなかった。

主人公は3人の女子高生。浅草、金森、水崎。女子高生なのに締め切りに追われる様があまりにもリアルで、制作にはコストがかかること、金銭をもらう以上成果物の精度を求められることなどあまりにもリアルで、モラトリアム生きる女子高生とは思えない。

なんだけど、だからこそカッコいい。

生きてるだもん。かすみ食ったって腹は膨れない。でもできること、やりたいことは決まっている。じゃあどうやってそれで利益を生み出すか、じゃん。

タマシイ削って生み出すクリエイターは良いプロデューサーに出会うことでそれを世に出す。クリエイターがすごくてプロデューサーは補佐じゃん、と思っていたけど、そんなことないわ。

作品を作る時、かかわるすべての人がすごい。作品とはかかわった人すべてのカケラでできている。

世界の中心でオタクが世界を救うと叫びたい。

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