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とりぱん:のんびり生きたいならコレ

【とりぱん:とりのなん子】


子供のころの夢は

「鷹匠」

だった。

「海賊王に俺はなる」

の勢いで、親に「鷹匠になる!」と言った。

理由は

ルノアールの鷹を持つ少女を見たことだった。

たぶんこの時の美術展には同じルノアールのピアノを弾く2人の少女だってあっただろうが、まこと、子供とは親の希望通りにはいかないもの。私は鳥、中でも猛禽類に一目ぼれし、いまだに拗らせたまま現在に至る。

今生のうちに口笛吹いたら鷹か梟が飛んでくる、という共存生活を望んでいる。

さて、とりぱん。

東北の田舎を舞台に、多様なトリがふらふらふらふら出てくる。ただそれだけのマンガ。

なんだけど、とても愛おしい。

そうだよね。田舎暮らしってこんな感じだわ。とか。お母さんってどこも一緒やな。とか。そうそう。野鳥との距離感ってこんな感じ、とか。

鳥が出てくる田舎暮らしマンガ。という方が正しいかも。

鳥への愛があふれていて、ああ、いいなあと思う。

こんな風に周りと共存して生きていきたいな。


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