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乙嫁語り:自分はもしかしたらオタクかもしれないと思うならコレ

【乙嫁語り:森薫】


オタクってさ。

史実に基づいた

とか

そのまま再現・緻密に再現

って言葉に弱いと思うのは私だけだろうか。

中央アジアについての情報は日本では手に入りにくい。こんなことを書くと叱られかねないが、なんかあそこらへん一体ソ連(今の若い子たちは〇〇スタンと認識しているのかな)だった、程度の知識しかない。

当たり前だが、そこに生きる人々がいて、そこで培われ、受け継がれている多くモノがある。

この物語は、19世紀の中央アジアが舞台。本当に緻密なデザインの刺繍や建物が美しく、野生動物とのかかわり方、土地と生きる人のかかわり方がリアルに描かれていて、自分がまるでその中にいるような気持になる。主人公遊牧民アミル20歳が定住民カルクク12歳に嫁ぐところから物語は始まる。

12歳!?と日本の今の常識で驚いてしまうが、その土地で、その時代で常識は変わる。

遊牧民と定住民とで常識も異なるが、すり合わせながら仲良く生きるアミルとカルククの村にも様々な他地域からの干渉がある。その中でどう生きるか。

パンをデザインするとか嫁入り道具を長い期間かけて刺繍するとか緻密な萌えポイントが多くて、しかも野生動物が美しいこと!

猛禽類好きには耐えられない、鷹狩りがリアルに描かれていて、それにも萌える。

なんなん、この物語。オタクほいほいか。

鷹狩りしたい。


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