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新卒向け「なぜ働くのですか」

新卒の採用時期になりましたので、しばらく新卒者向けの投稿します。

1.あなたはなぜ働くの?

高校での就職ガイダンスで生徒さんに質問しました。

あなたはなぜ働くの?

多くの生徒さんが、

「学校を卒業したら就職すると決めていたから」

「大学へは進学するつもりはないから」

「親から就職するように言われているから」

「働いてお金を貯めて車を買いたい」

ハローワークの就職支援セミナーで受講者さんに質問しました。

あなたはなぜ働くのですか?

「働かないと食べていけないから」

「家族を養わないといけないから」

「住宅ローンがあるから」

「老後の蓄えが必要だから」


2.働く理由は人それぞれ違うけど・・・

このように、何かを買いたいとか、生活のためとか、お金のために働くという答えがほとんど。

働くことそのものに、価値や意義を感じている人がいないことに驚かされます。

私が働く理由は、「自分の個性を活かして社会貢献する」ためです。

自分の個性とは、①自分の興味や関心があること、②自分の能力を活かせること。

言い換えると、自分らしさを発揮することです。

だから、ストレスを感じません。

だって、自分らしく考え、自分らしく行動しているわけですから、ただ楽しいとか面白いという感じです。

そして社会貢献ですが、これは綺麗事ではなく誰かから必要とされている感覚があるからこそ、やりがいを感じます。

自分のしていることが、誰の役にも立っていないとしたら、虚しくなるのではないでしょうか。

また、仕事を通して多くの人との出会いがあります。

これまで「この仕事をしていなかったら一生出会うことはなかっただろう」、そう思わざるを得ない出会いがたくさんありました。


3.働く理由や動機を、お金のためにしてはいけない

お金のため働く。

私は、この考え方はとても危険だと考えています。

お金はあくまでも結果。

後からついてくるものです。

お金を目的にしてしまうと、『無意識』に効率よくお金を稼ごうと、考えてしまうようになります。

この無意識が曲者で、そのことに自分で気付いていません。

効率良くお金を稼ごうとすると、無意識に手抜きを考えるわけです。

会社員の場合、完全歩合制ではないかぎり、すぐにお給料が変わるわけではありません。

大体毎月の手取り額は一緒でしょう。

そのため、同じ給料なら楽をして稼ごうという発想になり、無意識に手抜きをすることになります。


4.無意識に手を抜く先にあるもの

お金を働く目的にすると、無意識に手抜きをすることが習慣化してしまう。

その結果、長年働いても、手抜きがうまくなるだけで、他には何もスキルが身につかない。

20年、30年と同じ会社で働き続けて、まったく職務経歴書や自己アピールを考えられない人がいます。

無意識なので本人にはそのような自覚はないのですが、ずっと「いかに手を抜くか」が当たり前の思考になってしまっているからです。

このような方が、定年前に転職しなければならないような自体が起こると、本当に悲劇です。

お金とは、働いた結果です。

仕事を通して誰かの役に立つことをした結果がお給料になるわけですから、まず『誰に』『どのような貢献をしたいか』を考えてみましょう。

そうすれば、相手から感謝され、さらにお金が貰えることになります。

スキルが高まれば貢献できることが増えるため、さらに多くの人から喜ばれ、多くのお金が手に入るわけです。

これから社会へ羽ばたくあなたへ。

誰に、どのような事をしたいか。

そこから自分のキャリアを考えてみましょう。

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