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キャリア危機への備え - セカンドキャリアのために今からできること。

セカンドキャリアというと、第2の人生での仕事と一般的に考えられています。一昔前は、定年後という考え方が主流だったかもしれませんが、会社においても終身雇用制度が廃止されたり、定年まで働くという選択をとらない人も多くなってきました。今までとは異なる大きなキャリア上の大転換が必要になったときに慌てないために必要なことをお伝えします。

セカンドキャリアとはいつから?

プロスポーツの世界では、体力的な限界を感じて30代で引退、早い人であれば20代で戦力外通告を受ける人もいますよね。会社で働いている人はどうでしょう? 例えばエンジニアや、プログラマーは40歳限界説という言葉も聞くこともあります。必ずしも年齢だけではありませんが、誰しも、今まで打ち込んできた仕事から、異なる職種や、全く異なる業界への変更を考えなくてはならなくなる時期があります。この大きなキャリアチェンジが、セカンドキャリアと言われています。

キャリアとは?

仕事は人にとって費やす時間を考えても、人生の大きな部分を占めるものではありますが、すべてではありません

キャリア開発理論の一つで、ドナルド・E・スーパーによれば、キャリアは、人生のある年齢や場面の様々な役割の組み合わせであると定義しています。この概念を虹(レインボー)に例えて、個人は以下の8つの役割をいかようにも組み合わせることができると言っています。
息子・娘 : 生まれてから、両親がいずれもなくなるまで続きます、学生:入学したときから高校や大学・大学院を卒業するまで、最近ではリカレント- 社会人になってからの学びなおすということもあります。職業人、配偶者、家庭人:料理や、買い物など家での仕事、親、余暇を楽しむ人: 読書やテレビ、スポーツや、レストランで外食するなどを含みます、市民:ボランティア、地域活動での奉仕などが含まれます。

つまり、会社で働きながらも、家事をしたり、趣味を楽しんだり、キャリアアップのための勉強をしたり、夫や妻、あるいは親として子供を育てたり、あるいは子供として親の介護など、複数の役割を同時に担っていくわけです。

セカンドキャリアのために、今できること

親の介護が必要になる年代、育児に時間を割かなくてはならないなど、様々な事情でこれまでのキャリアの転換を余儀なくされますし、人生全体からみた仕事のあり方を考える必要があるわけです。

どんなライフステージに今いるか、今後どのようなライフイベントが予測できるのかを考えて、キャリアプランを前もって考えておくことが急な変化に対応できるリスクマネジメントにもなります。



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