離れるということ
ある学生さんに
「部活を辞めたいと思っている」
と、相談されたとします。
気が合わない子がいるのかな
なんか嫌なことがあったのかな
ましてや、いじめられてたり・・・
そんな勘繰りをしてしまうほど
「離れる」というのは良くないこと
と、認識されているような気がします。
嫌なことがあるから離れる。
そんな大前提があるからこそ
離れる=弱者っぽいのかもしれません。
一方で、
住まいを離れる「旅」
親元を離れる「1人暮らし」
日本を離れる「留学」
など、離れることが
人間的な成長につながることは
感覚的に理解されています。
離れるというアクションには
良い面もあるし、悪い面もある。
その違いはなんなのでしょうか。
私はあくまで「捉え方」
だと思っています。
大きな病気をして
職場から離れてしまう。
キャリアに穴が開く
と、言ってしまえば
それだけかもしれませんが
それを何十年も
悔やんでいる人を
見たことはあまりないです。
あのとき病気になったことが
大きな気付きになって・・・
と、
捉え直している人が
多いような気がしています。
「離れるということ」を
どう捉えるかによって
デメリットにもメリットにもなる。
逆に
肯定的に捉えられれば
旅、1人暮らし、留学のような
人間的な成長につながるはずです。
離れるということには
「価値」があるのです。
人生観、仕事観、家族観
といった「観」という字があります。
観戦や観察といったときに使う
「みる」という言葉ですが
「離れて眺める」という意味があります。
だから、観戦や観察のときの
「みる」に使われるのです。
人生観、仕事観、家族観、は
離れて眺めないと育たないのです。
それほどに離れる
ということにはパワーがある。
離れるということ
The power of leave.
キャリアブレイク研究所
代表 北野貴大
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