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エンタメとケアのあいだ

一時的な離職休職を使って
人生と社会を見つめ直す時間。

『キャリアブレイク』

欧州では一般的な文化ですが
日本ではまさにこれから。

聞き慣れない文化だからこそ
それをやっている人がどんな人なのか
若いのか年配なのか
お金持ちなのか貧乏なのか
1年なのか、半年なのか、2週間なのか
復職、転職できるのか

そんな基本的な実態を明らかにしながら
この文化を立ち上げようとしています。


そんな中で
キャリアブレイクという文化は
エンタメとケアのあいだくらいかな
と思っています。

もちろん、
世界一周、趣味の没頭、資格への挑戦など
自分自身の人生を楽しんでやる!
といった、エンタメの気持ちがあって
始める方もいらっしゃいます。

他方で
まずは休息、違和感を大切に、見つめ直すなど
自分を癒さないとやってられない!
といった、自分自身のケア的な気持ちがあって
始める方もいらっしゃいます。


そして、どちらで始まったとしても
エンタメとケアを行ったり来たりするような
そんな状況を見たりします。


どちらも大切。
逆に言うと、ケアだけ、エンタメだけ
といった方が少ないように思います。


そう思ったときに
「サウナ」を思い出しました。

きっとサウナも
エンタメ的に楽しんでいる側面と
心身のケア的な側面と
どちらもあるのではないでしょうか。

「旅」なんかもそうかもしれません。
観光や海水浴などTHEエンタメもありますし
リフレッシュや失恋旅行といった
ケア的な旅もあるでしょう。

「占い」もそうかもしれません。
※トップの写真は私がタロットで占われているところです。

最近ですと「漢方」なんかも
エンタメとケアのあいだに見えます。

「ソロキャンプ」なんかも
エンタメとケアのあいだにいる気がします。

もっと大きいジャンルで言うと
「音楽」なんていうのも近い気がします。
野外フェスやライブに行って
通勤電車で好きなアーティストの曲を聞いて
それは、エンタメ的な側面と
ケア的な側面とどちらも感じます。


最近、株式会社大都という
DIYを文化に育ててた大阪のベンチャーの
社長さんに会う機会がありました。

もともとは家の困りごとを
自分自身の手で修復する
「日曜大工」のような文化はありました。
家のケア的な機能的な側面でした。

そこに、DIYという
自分自身でやることって楽しい
という概念を持ち込んだのです。

日曜大工が急に
生活を豊かにするちょっと楽しい趣味に
レベルアップした瞬間だったと思います。

今でいうと
言葉の認知度は高まり
身の回りのものを修復したり
よりよくするDIYというアクティビティは
一般的な選択肢となりました。

好きな人は好きだし
しない人はしない。
でも選択肢として存在する。


よく、『キャリアブレイクを文化に』
というと、なにをやっているのか分からない
大学で研究する、メディアに出る、
そんなことがゴールに見えるかもしれません。

ただ、私が目指しているのは
「旅」「サウナ」「漢方」「占い」
「ソロキャンプ」「DIY」「音楽」
が文化になってきたように
キャリアブレイクも文化にしたい。

そのためには
社会の雰囲気や周辺産業との連携
そもそも、当事者が堂々と過ごせるマインド
などなど、目指すところはたくさんあります。

ただ、その文化の落ち着きどころは
エンタメとケアのあいだくらいに
フラットに存在したらいいなと思っています。


そうすることによって
社会自体のリズムがアップデートされ
なんだか楽しい雰囲気になるのでは
と思っています。

下の世代に胸を張って
歓迎していけるような社会になっていく
そんな気がしています。


これからもよろしくお願いいたします!

キャリアブレイク研究所
代表 北野貴大

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