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夢を現実にする目標設定の仕方


はじめに

あなたの今の目標は、本当に実現したい目標でしょうか?
目標を立てるけれど、毎日の忙しさに追われて達成できないと感じる人には、いくつかの共通点があります。
目標を立てても続かない、苦痛だ、いつの間にか忘れている・・・という人に多いのが、「本当に実現したいこと」とズレてるということ。

このような人におススメなのが、「夢」「目的」「ゴール」「ビジョン」「目標」を組み合わせて目標設定をすることです。どれも似ているようで異なる言葉なので、混乱してしまう人もいるかもしれません。ここでは下記のような意味で使用しています。

夢  :将来実現させたいと思う願望・事柄、心の中に思い描いている願い
目的  : 夢を叶えたい理由、何のために実現させたいのか、動機
ゴール : 目的のための最終的な目印、日付・場所など含めた到達点
ビジョン:ゴールに到達したときの理想の景色、五感で感じるイメージ
目標       :目的・ゴールにたどり着くまでの道標、向かうための目印

目標を達成できない理由

目標達成できない大きな理由の一つに、「毎日忙しくて時間が取れない」ことがあげられます。でも、本当に実現させたいことがあるなら、どうでしょう?

1つ質問します。

「あなたが叶えたい夢は何ですか?」

夢が思い浮かばないという人は、理想をイメージしても良いでしょう。理想とは、「あなたがそうあってほしいと思う最高の状態、考え得る最も完全な状態」です。いかがでしょうか?

夢、あるいは理想が現実になるとしたらどうですか。とてもドキドキ・ワクワクしてきませんか?
そのドキドキ・ワクワクを実現させるためなら、少しの困難があっても乗り越えようとするモチベーションが湧いてきませんか?

逆に、今なかなか達成できない目標はどうでしょうか。頑張って乗り越えようというモチベーションは出てくるでしょうか。

目標は、夢や理想のドキドキ・ワクワクを現実にしてくれる道具です。
だから、あなたが本当に叶えたいこととはズレている今までの目標を、ドキドキ・ワクワクの目標に作り替えてみませんか。

目標達成のための具体的なステップ

では、具体的にどんな順番で目標を設定すればいいのか、考えていきます。
ここではわかりやすく「いつかは富士山に登りたい」という夢を持っている人の場合で紹介していきます。

1.夢をピックアップ
どんな些細なことでもいいので、あなたが叶えたい夢(夢が思い浮かばない場合は理想)をたくさんピックアップしてみてください。ここでは実現の可能性や制限は考えません。そして、もし夢が叶ったならばどうなるのか、あなたにはどんな楽しい人生が待っているのか、可能な限りリアルに想像してみてください。こうすることで、あなたが心の底から実現したいことが見つかってきます。
例)「いつか富士山に登りたい」

2. 目的を明確にする

1で思い描いた夢のなかから、とりあえず1つ選び、それが実現するとしたら、どうしてそれを実現させたいと思ったのか、考えてみてください。夢が現実になったら、何を手に入れられるのか、何が得られるのか。その答えが、目的です。つまり、夢を実現させたい理由であり、目標を達成していくための動機になるものです。
例)富士山に登って、ご来光を眺めてみたい。山頂でラーメン食べてみたい。それをSNSや友人とシェアしたい。

3. ゴールを具体化する
2で明確になった目的は、どうなったら達成したとわかりますか?その達成条件を具体的に表したものがゴールです。具体的には、「いつまでに、何を、どのくらいやるのか」などをできるだけ数字など客観的に判断できるもので表しましょう。これにより、達成度合いを実感しやすくなります。必要ならば軌道修正も可能になります。
例)来年7月に富士山登山に行く。ご来光を浴びならラーメンを食べているところを写真にとって、SNSにアップする。

4.ビジョンを描く
ゴールに到達するためには、ビジョンを描くことが重要です。ゴールに到達するための動機づけの役割を果たすからです。ビジョンは鮮明でありありとして、その光景を見るだけでうれしいとか、ワクワクするとかの感情がわくものであるほど、効果的です。五感をフル活用して、思い描いてください
例)富士山頂から見えるご来光と広がる雲海、ラーメン(視覚)
  まわりの歓声、シャッター音、ラーメンをすする音(聴覚)
  肌で感じる温度、夢を実現させた達成感、ラーメンの温度(触覚)
  山頂の匂い、ラーメンの匂い(嗅覚)
  ラーメンの味(味覚)

5. 目標を設定する
最後に、ゴールにたどり着くために、いつまでに何をすればよいのか、具体的に考えてみます。それが目標になります。目標には必ず日付を入れます。ゴールまで時間がかかる場合、たくさんのタスクが必要な場合は、目標を複数組み合わせても良いですし、ゴールまでのいくつかの中継地点を目標とすることもあります。
例)体力づくり:毎週3回のトレーニングで体力をつける
        月に1回低い山から登山に挑戦する
  装備の準備:3カ月以内に登山に必要な装備をそろえる
  登山計画:半年以内に登山計画を立てる。山小屋など必要な予約をする
   

夢を現実にする目標設定

ここまでをまとめると、このようになります。

1.夢をピックアップ
2. 目的を明確にする
3.ゴールを具体化する
4.ビジョンを描く
5.目標を設定する

目標は単体で存在するものではありません。目標には必ず何らかの目的があります。その先に、あなたがどうしても叶えたい夢があるならば、それを実現させたいと思うのではないでしょうか。

目標達成のコツは、目標を「実現したい夢を現実化するための通過点」として捉えることです。目的とゴールを意識し、夢や理想の姿を実現しようと思えば、目標はこれまで以上に達成しやすくなります。

今回は富士山登山を例にしましたが、もちろんビジネスやプライベートでも同様に考えることができます。
この記事を参考に、あなたの夢が叶えられる目標を設定してみてください。目標設定のプロセスを通じて、自分の未来をより明確にし、達成感を得るための行動を積極的に取り入れてみてください。

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