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ちょうど一年経った自分と向き合う。はじめましてNORIYUKI.です

ちょうど一年経ったというのはnoteを始めて一年ではありません。

僕は地元の人材会社で働く会社員。そこでは企業の採用活動を支援する採用コンサルタントだった。

僕はちょうど一年前、それまで勤めていた会社に行けなくなった。

悪夢だった。

会社に向かういつもの道。車の中で突然涙が止まらなくなり、パチンコ屋の駐車場に停め、上司に「今日は行けない」と言った。

自分でもわけがわからなかった。

気が付いたら母親に電話をして、号泣しながら謝っていた。

「母さんごめん」

それだけしか覚えていない。酷く醜い話だと思う。当時36歳で、家庭もあり会社でもそれなりの立場にいた。転職して1年ほどだったが成績もよかった。期待もされていた。

だけどダメになった。

病院で鬱病と診断され、そこから3か月自宅療養した。

会社のみんなが、家族がそのうち戻れると信じてくれた。

それが辛かった。

その時の僕には、立ち向かう勇気も気力も何もかも無かった。

信頼されることに喜びを感じ、顧客の人材上の課題を解決したい一心で働いた。本望だと思っていた。これがやりたいことなんだと。

現実は違った。会社の意向と僕の信念は異なる。僕は会社を支える社員なんだと何度も自覚しなおした。

社会人になり15年経っている。仕事の本質は顧客の満足にあるのかもしれないが、会社の社員の本質は会社の利益のためにあるのだと、これまでの経験からも理解をしていた。

けれど、年々理解が深まる度に自分の信念と衝突した。

信念は何だ?「顧客の成長に寄与したい」ことだ。

次々に押し寄せる目標数値に負けたくない思いで、僕は売り続けた。そしてコンサルし続けた。

社内での成績はトップだった。けれど一番恐怖を感じていた。

「明日までに顧客の課題をまとめなきゃ」「早く資料つくらなきゃ」「ほかのメンバーのサポートしなきゃ」「あと売り上げいくら足りていないんだっけ?」

バカだった。一人で営業もコンサルも事務もマネジメントも後輩の育成もできるわけがない。けれど求められていたことに応えたい一心だった。

上司にも相談し業務を分配してもらったが、時すでに遅く、間もなくダメになった。


既に一年前に起きた事実は変えられない。このように自分をさらけ出すことに抵抗もある。言わなければいいじゃん?とも言われそうだけど、言いたい自分もいる。

向き合って前に進みたい気持ちが高まり、ちょうど一年経つ今、誰に伝えたいわけでもなく、こうしてnoteに残そうと思う。

僕はこの事実を今では有難い出来事と時間だったと思っている。

結果的にだが、独立して自分の仕事を始めた。これは自分の「顧客の成長に寄与するために働きたい」という信念を実現できるもの。もちろんどこかの会社に勤めていても実現できると思う。

けれど今の僕には「誰かの会社」に属し自分のエゴとも呼べる信念を実現することは、いつかまた会社の意向と自分の信念に対立が起きると想像できる。

あの時会社で働けなくなった事実は、逆に自分のやりたい事、自分の信じていることで生きていこうと心に決めるきっかけだ。

僕は個人事業主として独立し、自らをWaymarkersと名のる。

多くの人のキャリアについての相談を生業とし、個人の成長のために自分を提供していきたい。

はじめまして。僕はWaymarkersのNORIYUKI.です。

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