見出し画像

UXデザイナーの友人から学んだ3つのポイント

現在、大企業育ちの末にスタートアップのVoicyで現在奮闘中のAYAです。

先日、友人に誘われて占いに付き合ってきました。
私は普段、占いにそれほど興味を持つタイプではないですが、体験してみるとなかなか面白い世界ではありました。人気のある占い師さんというのは、自己肯定感を上げる作用を持っているんだな〜と思いました。

ちなみに、占い師さんによると、私はどうやら人との出会いに関してはとても恵まれた人生を送れる運命らしいので、とてもハッピーな気持ちになりました。

さて、その占いに誘ってくれた友人というのは、色々なサービスのUXデザインに関わってきた人で、占いの後にご飯を一緒に食べにいったのですが、相変わらず刺激の塊でした。その刺激が冷めやらぬうちに記録しておきたいと思います。


理想の行動パターンから逃げない

例えば、ユーザーが毎日使うサービスをつくりたいと考えた時、毎日使い続けるためには今のサービスに何が足りていないのか?を真正面から考えることが大切なのだそう。

加えて、毎日どのようなシーンでどんな使い方をすることを想定するか?の理想モデルを考えるそうです。

よく陥りがちなのが、今、一番使っているユーザーの行動パターンから導く方法。これが理想なのか?と問うのが必要だそう。
もし毎日使って欲しい、と考えているのに、週4回程度の人が多いとすれば、現状のユーザー行動が正解ではなく、サービス設計の修正を考えることが重要だという。現状のユーザー行動に合わせていくと、毎日使うサービスは作れない。

ユーザーが実際に使っているシーンを再現し、使いづらい部分や足りていない部分を1つ1つ洗い出してみて、修正を試みるそうです。想像するだけで、かなり魂胆のいる作業だなと感じます。最終的なアウトプットはUIの修正になることが多いものの、作業としては体験ベースから着手することがキーだそうです。

もっともこの作業に没頭するためには、サービスをどのように使ってもらう状態が目指したい姿なのか?をしっかりと固めることが非常に重要です。

本能的に触れる仕掛け

生活に必須となるサービスに育て上げるまで、ただ使いやすいだけではユーザーの利用習慣化に辿り着かない(ことが多い)。特にペインをはっきりと解消するようなサービスではない限り、あった方がベターというサービスであれば、今までの日常生活にうまく入り込む必要がある。

そうすると、例えばアプリの場合であれば、本能的にアプリを開きたくなるような仕掛けを考えることがミソだそう。
現在、平均100個程度のアプリをスマホにダウンロードしていて、うち30~40個程度のアプリを日常的に利用しているユーザーが多いと言われている日本。この使われるアプリの中に入るための工夫って、そういえば大切ですよね。言われてみれば当たり前、と感じますが、スマホの画面上で他のアプリと並んでいて、そこからタップされるところからUXだという感覚は私にとっては改めて新鮮に写りました。

サービスが広まる時のイメージ

今まで世の中になかったサービスが広まっていく時、それはコア層がそのサービスに「ハマる」状態にあるとか。加えて、サービスに入ってきた新規ユーザーのコンバージョン率や利用継続率が高水準で推移しているとサービスがぐんと伸びるそうです。当たり前だけど、人がハマっているものは良く見える、というシンプルな話。

確かに「Clubhouse」が広まっていった時も、周りの友人が使い始めると、私も乗り遅れたくない!みたいな気持ちになって、そのサービスが必要かどうか、とか考える前に使ってみたくなったな〜と思い出しました。

サービス展開開始において、業界水準と同等だったり、少し高め程度の水準だと厳しい状況と捉えるそうです。圧倒的な強さが必要、と。
この状態を作るためにも、理想の行動パターンにハマりやすいようなサービス設計を実現することが大事なんですね。


こんな話をしながら、Voicyももっと皆さんに使っていただけるサービスにしたいな〜と改めて思いました。

スタートアップで働くこと、新しい事業の立ち上げに興味がある方、ぜひMeetyでお話しませんか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?