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せんせいあのねのそれから

こんばんは、カモタニです。梅雨ですね・・今日は自己表現(主に書く)について考えていました。で、図書館に行って1年1組先生あのねを読んでみたら、私の記憶にあった火事の話、お母さん(正確には家族)が自分を置いて出て行ってしまった話が掲載されていました。やはりとても印象に残っていたのはこの2編。

そして、そのほかにも在日コリアンの話や夫婦のパートナーシップの話などの作品があり、へえ、こんなにたくさんの話題で書かれていたのか!と1年生の視点に驚きました。そして、これは「詩」であることもわかりました。

そして、この実践者の鹿島和夫さんは灰谷健次郎さんと親しく、巻末に長い対談が載せられていました。灰谷健次郎さんも長く、神戸で教員をされていたことを思い出しました。そして、1年1組せんせいあのねには「それから」「いまも」という続編が出版されていることを知りました。

この1年1組先生あのねの本が大好きだったので、1枚1枚の写真もよく覚えています。とてもいきいきしている。よい授業をしているとき、子どもはよいかおやよい手・しぐさをするというようなことが書いてあって、そうだろうなあ、いいなあと思いました。この授業実践は時代を感じるものではありますが、いきいきした場であったことが伝わりました。

はて、私も学生が「書く」ということには日々向き合う。私の場合は論文というより講義から「理解したこと、考えたこと、感じたこと」を書いてもらう場合が多いです。まず、講義の目的として「理解」は欠かせない。そのうえで自分の考えを書く、そしてその時の感情や、どういう風や空気を感じたのか感じなかったのかということから振り返りが始まると思うので、この3つを問います。割と自由な設問ですが、なぜこれにしているかを最初にじっくり伝えるようにしています。

自分の言いたいことを言葉にするのはいろんな壁というか、いろんな困難があるなあという気がします。書くことに関しては、まずは書くしかない、ということに共感。私は卒論等の論文に「何を書いたらいいのか」とモヤモヤするばかりで全然書き始めなかったという苦い経験があります。まず書いてから考えていく、というのがお勧めだな・・

それから書く、ことについて整理された本では、山田ズーニーさんが好きです。ちょっと行き詰ってきたからまた読もう。




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