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この講義はすごい!!と思ったこと

こんばんは、カモタニです。この講義すげーと思ったのでその流れで書きたくなって書きます。今日は20-22まで「対人援助職のための非認知能力を高めるワークショップ」という講義に参加していました。

福井県立大学の公開講座で、なんと、無料です。全国から人が集まりとても活気ある5回講座、今日は第3回目でした。あの、ここには他にも素晴らしい講座たくさんあります、とってもお薦めです。一県立大学がこんなに素晴らしいプログラムをたくさん世に放っていてすごいな~と思いました。仕掛け人がいらっしゃるんだろうな、学長もアクティブそうだ。福井県って幸福度も高いらしいし、とても気になる。

第1回は「非認知能力とは何か+マインドフルネスの基礎」とし、学問的な定義や背景、この5回講座のグラフィックシラバス的なものでこの講義の構造とゴールの確認をしました。

非認知能力が大事ってよく聞くけどいまいちぴんときていなかったのですが、ああ、こういう感覚の事ね、ということが体感できました。3種類の瞑想を試してみて、自分の呼吸に意識を向けるという時間がありました。この時間に改めて呼吸に向き合うと「息ができない!」という人が多いそうです。

そして私もそうなりました。え、こんなに呼吸は浅いのか、空気はどこまで入るの?あれ、意識するとわからくなってきた、どうやって息をしたらいいの・・!?となったのに驚きです。

呼吸という止まらない自分の行動について、何も理解していなかったのか・・と愕然としました。そして、そういう細かなことから丁寧に日々の自分を観察する事が大事だとお聞きして、本当にそうだな~と思ったのです。

そして、第2回目はとっても楽しみにしていたのに疲れて寝落ち。瞑想しましょう・・で目を閉じた瞬間に寝ていました・・

3回目である今日のテーマは「他者との対話」です。「聴く」と「書く」という行為によってどのように他者と関わるかを実践形式で学びました。

マインドフルリスニングという手法で3分ただ話をする、ただ話を聴くという経験です。相手の話に集中して聴き、聴き手としての自分の変化を感じながら聴きました。ふだんだったら「わかる〜!」と言いたいくらい私と共通点が多い方で、楽しく聴いていました。安心して話せる、という場で初めて会う人だからこそ話せることってあるのだなと思います。

アイザックスの対話の進め方という枠組みがあり、1listening聴く 2respecting尊重する 3 suspending保留する 4voicing声を出すという4段階があるそうです。

ここで面白かったのが、3の保留、つまり評価判断せずただ受け止めるという態度の難しさのはなし。それから4の声を出すことの大切さで、「声を出すと自分がここにいると実感する」という感想。

確かに、私も思い当たることがあります。最近、英語で話すようになったら、はっきりと話さないと伝わらないから口を開けて、大きな声で伝えよう!という、いつもと違う力を使っています。「私は、伝えるのだ」という気持ちが声を出すということなのかも。私はここにいるのだ、という感じがする。

それから、ただ5分間頭に思い浮かんだことを書く、というジャーナリングというのも面白い経験だったし、それがどんな経験だったかを語るのも面白かった。「体を忘れていた」って言ってた人がいたけど、とても共感しました。頭で考えてばかりで体がついていってないことや体の発するサインに気づかない。持っているものには案外気づかないものなのだろう。

とうわけで、これは、対人援助に関わる人のための講座、人に関わる専門職に必要な知識と技量をアップデートする講座で、今の私にとってはぴったりきたのでとても学びが多いです。来週もかなり楽しみです。

そしてなにより・・担当の山川先生が・・すごい。内容もPPTも、説明の仕方も好きなんですが、フォローが丁寧なことが本当にすごいと思います。クラスルームにこまめに投稿される資料や返信、そして変化を実感するためのしかけが、丁寧。お忙しいだろうにこんなに親切に構造化した素晴らしい講座を提供して下さって本当に感謝です。私はこういう姿勢に本当に憧れるな、と思って、一気に書いてみました。


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