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旅をして余白をつくる

海外旅行は、事前の準備やら見知らぬ土地を回ったりとか、面倒に感じることも多い。

それでも、時間とお金をかけて旅行に出るのは、きっとそれ以上の魅力があるから、と勝手に信じ続けてます。

ちなみに昨年は、旅することの意味をNoteに書いていました。
ちょっと背伸びをして、カッコよく書き過ぎている感じはしますが、言いたいことは、今でも変わらない気がします。

今年、もう一つ感じたのは

「自分の脳内に余白をつくること」

毎日、生活をしていると、知らず知らずに仕事やプライベートのことで、脳ミソはいっぱい。自分の頭の中には、重要なことも、ちょっとしたことも、まぜこぜで、ぎゅうぎゅうに詰め込まれています。
このあたり、器の大きい人はもっと脳のキャパシティが大きいのかもしれませんが、あいにく自分の器ではあふれんばかりの状態。

ざっくりと自分の脳内イメージするとこんな感じ。


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こんな状態では、

・重要なことも、小さなことも、目の前に現れたことを優先して取り組んでしまいがち。
・今のことでいっぱいで、新しいアイデアや発想が生まれにくい。
・外から刺激を受けても、受け入れる余裕が少ない。

など、我ながら大変、残念な脳内環境です。

そんな状況でも海外を旅すると、こんな脳内イメージになるのでは、と思っています。

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まず、海外旅行とはいえ、完全なご一行様ツアーでないと、現地の限られた情報の中で、自分で意思決定することが多い。観光地までのアクセスや、食事場所、現地の1日ツアー探し、などなど。
たどたどしい英語とジェスチャーを駆使して、普段は使わない脳ミソを精いっぱいフル稼働させます。なので、日常の小さなことを考える余裕もない。

そして、日本では見られない壮大な風景を見ていると、小さなことにとらわれている自分がどうでもよくなってきます。

◆トルコ_カッパドキア

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また、現地の人(今回であればトルコ人)と話していると、日本で当たり前と思っていることを説明したり、広く日本のことや自分のことを話したり。
会話から刺激を受けることが多い。例えば、こんな感じ。

「日本人はネガティブな発想の人が多いのはなぜ」
「日本人は友だちが、少ないのはなんで。オレには500人の仲のイイ友達がいる。君はどうだ?」
「オレの仕事は、1日に1千万のじゅうたんを売るときもあれば、1円も売れない時もある。それが商売人の醍醐味。君の仕事は?」

などなど。

そんな感じで旅をしながら過ごしていると、小さなことを考えなくなり、「海外に出たら、日本人の自分が何ができるんだろうか」、「これから自分が本当にやることは何か」とか、価値観や将来像などを考えるようになってきました

外から感じる違和感が続くと、大きなことや重要なことに想いや思考が集中して、結果として脳内に余白が、生み出されてくるイメージです。
(あくまで自分の中のイメージですが。)

なので、帰りの飛行機は、頭の中がスッキリしていて、すごく気持ちがいい。1年分の余白をすぐに埋めないよう、大事に使おうと思います。

脳内に余白ってありますか?

感じて、考えて、表現します。「そんな考え方もあるね」と思ってもらえたら幸いです。