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未経験の60代でも介護職は始められる?

定年後にもバリバリ働きたいと考えている人の中で、未経験でも始められる介護職に興味があるという方も多いのではないでしょうか。

実は介護職というのは60代の人も活躍している仕事であり、未経験の人でも活躍することのできる職種なのです。

そこで今回の記事では、介護職未経験の60代の方が実際に介護業界に携わった際のポイントやメリット・デメリットなど詳しく解説していきます。

介護職未経験の60代でも大丈夫?介護業界の実情を解説

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介護職未経験の60代の人でも、実際に介護業界で働くことはできるのでしょうか。

そこで以下では、介護業界の実情について詳しく解説していきます。

介護職は60代で働いている人の割合が多い
厚生労働省が発表している「介護業界の現状」というデータによると、介護業界で働いている人の中で60代以上の割合は以下の通りとなっています。

男性:全体の27.7%
女性:全体の27.0%
厚生労働省の調査が示している通り、介護業界ではおよそ3割近くの人が60代であり年齢を問わず活躍しているのです。

そのため現在60代以上で介護業界に携わろうか悩んでいるという人でも、安心して挑戦することができるでしょう。

介護業界は60代でも人手不足なので転職が可能
次に介護業界は60代・未経験でも始められるのかという点です。

そもそも介護に携わる人の採用に関しては、およそ8割以上が介護業界未経験という調査結果が出ています。(参考URL:厚生労働省 介護労働の実情)

そのため介護業界で働いている人のほとんどは、未経験から始めていることになり、60代で未経験であろうと問題なく始めることができます。

また60代未経験の人が介護業界で働きやすいもう1つの要因として「介護業界の慢性的な人手不足」というのが挙げられます。

厚生労働省が発表している有効求人倍率に関するデータを見てみると、全職業の平均は約0.94倍です。

その一方で、介護職に限定して有効求人倍率の数字を見てみると約3倍を超えており、非常に高い数字を記録しています。

さらに今後少子高齢化によって、介護の需要というのはますます増していくことは間違いありません。

つまり様々な業界と比較しても、介護業界は人手を欲している状況であり、未経験の人でも働き始めやすい状況です。

介護職未経験の60代が介護業界で働き始めるメリット

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実際に介護職未経験の60代の方が、介護業界で働き始めることによって得られるメリットは以下の通りです。

自分の介護予防になる
正社員?パート?柔軟な働き方が可能
介護に必須の知識やスキルが身につく
資格取得など目標ができる
それぞれ順番に詳しく解説していきます。

メリット① 自分の介護予防になる
介護職未経験の60代の人が介護業界で働き始めるメリットとしては、自分の介護予防になるという点が挙げられます。

退職して仕事に費やしていた時間が空いてしまうと、何をすればよいか分からず時間を持て余してしまうという人も多いです。

趣味や生きがいなど新しい目標を見つけることができればよいですが、退職後そういったものを見つけることができず、時間を持て余してしまうと認知症などの発症リスクを高めてしまう危険もあります。

60代から新しく仕事に挑戦することで、自分の介護予防にできるというのも60代未経験の方が介護業界で働く魅力の1つでしょう。

メリット② 正社員?パート?柔軟な働き方が可能
介護業界は訪問介護や介護施設など、様々なところで働くことのできる仕事になります。

そのため正社員やパート、派遣など柔軟な働き方が可能となっているのも魅力的な点です。

特に60代で未経験の人が新しく介護に挑戦する場合、時間に縛られたくなかったり、趣味を楽しみながら働いたりと、人によって働くスタンスというのはそれぞれだと思います。

介護業界は働く場所・働き方を柔軟に決めることができるため、忙しい60代の人にとっては非常に嬉しいポイントと言えるでしょう。

メリット③ 介護に必須な知識やスキルを身につけることができる
介護職として働く上では、介護に必須な知識やスキルというのは必要不可欠となっています。

実際に現場で働きながら「生」の介護に必須な知識やスキルを身につけることができるので、その知識を将来自分の家族やパートナーに活かすことが可能です。

今後絶対に必要不可欠な知識やスキルを、働きながら身につけることができるという点も、60代未経験で介護業界に挑戦する大きなメリットになります。

メリット④ 資格取得など目的ができる
介護に関する資格というのは、年齢を問わず取得することができます。

そのため60代であったとしても、実際に介護職として働き出した場合、資格取得という目的によって日々の生活にメリハリができることもあるでしょう。

また介護に関する資格を取得することは、給料アップや将来の自分に役立つなどいいことばかりです。

介護職未経験の60代が介護業界で働き始めるデメリット

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介護職未経験の60代が介護業界で働き始めるデメリットは、以下の通りです。

周りの人との年齢差が大きい場合も
給料が前職よりも下がる可能性が高い
体力的に難しい
それぞれ以下で詳しく解説していきます。

デメリット① 周りの人との年齢差が大きい場合も
60代で働き始めるデメリットとして、周りの人との年齢差が大きいという点が挙げられます。

上記でも紹介したとおり、厚生労働省の発表しているデータによると介護職として働いている人の中で60代の占める割合は約3割近くです。

たしかに60代以上で介護職に働いている人の割合は多いですが、およそ7割近くは他の年代になります。

そのため実際に働き出すと周りの人との年齢が大きい場合もあるので、注意が必要です。

デメリット② 給料が前職よりも下がる可能性が高い
介護職というのは他の職業と比較しても、そこまで給料が高いものではありません。

国税庁が発表している「平均給与」に関するデータによると、全職業の平均は約467万円となっています。

その一方で、介護職に関しては平均収入が約361万円となっており、そこまで高くはありません。

そのため人によっては、前職よりも収入が下がってしまう場合もあるでしょう。

デメリット③ 体力的に難しい
60代未経験で介護職に挑戦する場合、最大のデメリットが体力的に難しいという点でしょう。

介護職は特に体力を必要とする仕事になるため、今までデスクワークが中心であったという人にとってはかなりキツイ面があるかもしれません。

もっとも体力を使わない介護業務に携わるといった働き方も可能であるため、体力面だけで介護職に携わることを断念する必要はないでしょう。

まとめ


今回紹介してきたように、60代・未経験でも問題なく介護職で働き始めることができます。

むしろ60代で活躍している人の割合が多い業界となっているので、未経験の人でも安心して働き始めることができるでしょう。

現在60代を越えて、退職後介護業界で働いてみようと考えている人は、ぜひ積極的に挑戦してみてはいかがでしょうか。

将来必ず役に立つ知識やスキルを身につけることができるのはもちろんのこと、生きがいを見つけることができるかもしれませんよ。

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