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コンセプトって大事だよね!

 入居者から「ここの施設は、本当に人が優しくて親切ですね」とお言葉をいただきました。
何があったかというと施設に入居者の友人が訪問されました。
季節は7月の暑く40°を記録するような日でした。
友人は入居者のお部屋に行きお話をされていました。その時に、施設のスタッフが「外は暑かったでしょう。冷たい飲み物でも飲んでください。」とグラスに氷を入れてお茶をそそぎ居室まで持って行ったんです。その行動が、とても嬉しかったようで入居者から後ほど、管理者にご報告に来られました。
私はそのようなマニュアルを作ったことはないし、指示したことはありません。
大事なのは、スタッフが自ら「これをすることが正しい」と判断し動いたことです。
もちろん、色々なご意見があると思います。一人にそんな手をかけることをしたら、全員にしなければいけない。それでは、スタッフが足りない。なんでもすれば良いということではない。と意見される方もおられるでしょう。
何も軸を持たない施設運営をされるとこの1件でたちまちスタッフ同士の衝突が始まります。
軸を持つことで、自ら考え行動し、結果を得ることができます。その結果をチームで共有し何が正しくて、何が違うのかを思考を重ねることができるでしょう。
ここでいう軸とは”コンセプト”です。
私のところでは「まるで、家族」というコンセプトで運営をしております。
今回の件では、ルールがないとか、一人対応するとみんなにしなければいけないとか。そんなことを考えていないんですよね。「ただ、ただ暑い中来てくれてありがとう。」熱中症は危険だからしっかり水分補給してくださいね。といった行動だったのです。

自ら考え判断するというチームを作るまでにやるべきことはコンセプトを決めることです。
決定したらチーム全員に共有することです。
ちなみに、「一回言ったからわかっただろう。」と思わないでくださいね。笑
10回以上は伝えた方がいいですね!だって、人って忘れるですよ。
コンセプトはチームが振り返って、私たちはこういうことを心がけようね!という道標になります。道標ができれば、主体性を生みやすくなります。

皆さんもコンセプトを決めて浸透して運営してみてはいかがでしょう!


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