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おいおい、マジかよローマ教皇

ローマ教皇、子どもを持たずにペットを飼うのは「身勝手」

ローマ教皇フランシスコは5日、ヴァチカンでの一般謁見で、親になることについて言及し、子どもを持つ代わりにペットを飼うことを選択する人は自分勝手に振る舞っていると示唆した。
フランシスコ教皇は、「今日(中略)私たちはある種の身勝手さを目の当たりにしている」と群衆に語った。

2022/1/6 BBC NEWS

これはまた、とんでもない発言が飛び出してきましたね。身勝手と来たか。

日本の政治家にも同じことが言えるのだけれど、因業ジジイの個人的戯言を権力に乗っけて発信するの、マジで勘弁していただきたいですね。

子どもが欲しいっつって授かるんだったらとっくにやってるわ、ボケ。

世の中には色々な事情を持つ人がいるわけで、子どもが欲しいけど授からない人、経済的な事情で諦めざるを得ない人、そもそも結婚しない人など様々です。

カトリックの聖職者は配偶者を持つことが禁じられており、かつ婚前交渉も禁止である以上、ローマ教皇にも子どもはいないはずだが、ご自身も身勝手だとお考えなのでしょうかね? じゃあまずはご自身でさっさと悔い改めてれば?

フランシスコ教皇は、生物学的な理由で子どもを持てない人は養子縁組を検討すべきだとし、人々に親になることを「恐れるな」と呼びかけた。

養子縁組を検討せよなどと、簡単に言ってくれるじゃねえか。そこに生まれうる無数の葛藤のことなんか、何一つ考えたこともないのでしょうね。

以前の記事で、キリスト教は教義が矛盾を孕むようで面白いと言っておいてなんですが、狭量な思想を持つご老人の矛盾を見せつけられても、何一つ面白くありませんね。

身勝手な人間とやらが増え、若い世代が減ってゆくことで国家や文明が衰退することを懸念していらっしゃるようで、まあその懸念は分かりますがね。しかしそれは政治の領分であり、宗教家が口を挟む話なのか? ここはもう中世じゃないですよ?

個人を救おうとしない宗教に、存在価値などありません。

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