見出し画像

「人生諦めが肝心」と「セルフコンパッション」

「人生諦めが肝心」というような言葉を昔から耳にしてきました。
詳しい語源については知りませんが、「諦める」=「努力を放棄してすべてを水に流す」という捉え方をしてしまうと、「諦めるなんて良くないことだ!」と考えたくなる気がしています。

「諦めたらそこで・・・・」ってやつですね。

昨今、セルフコンパッションという、あるがままの自分を慈しみの心を持って受け入れてあげるということが、ストレスマネジメントにとって非常に重要だとされています。

非常にクレバーなアイディアを生み出すことには長けているわけじゃないが、誰かが思いついたアイディアを実際に実現させるためにコツコツ努力することはできる。のであれば、アイディア発想力の無さを嘆くよりも、アイディア実現力を伸ばす方向で考えたほうが良い。というような形になります。

「諦める」=「できないことはできない。と分別を持つ」
ということであれば、「人生諦めが肝心」ということは「セルフコンパッションを高めて、現実的に今できることに注力しましょう」と、非常に現実的で堅実なアドバイスをしていることになると思います。

「諦めたらそこで・・・」についても、自分が今できることに集中してできることをちゃんとやっていこう。という話。

「人生諦めが肝心」についても、自分にできないことに無駄な労力を使わず、できることに労力を払おう。という話。

両方とも解釈次第によっては、同じこと言っているのかもしれないですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?