21/1/2 マンチェスター・ユナイテッド対アストン・ヴィラ PL第17節レビュー~元野球人のサッカー観戦記第2試合目~

前回の記事を見てくださった方々、ありがとうございました。

まだ見てないという方は、ご一読いただければ幸いです。

早速、2試合目です。今回は首位リヴァプールを猛追している勝ち点30で2位のユナイテッドと、2試合未消化ながら勝ち点26で6位につけているヴィラの一戦です。

最初に言っておきますが、アグレッシブな試合なのであまり多くは語りません。というか、語れません。はっきり言って、苦手です笑

会場はユナイテッドのホーム、オールド・トラフォード。

主審はマイケル・オリヴァーです。

〇スタメン

画像1

ユナイテッドは、前節のウルヴズ戦から4人の変更

OUT:テレス、マティッチ、グリーンウッド、カバーニ

IN:ショー、フレッジ、マクトミネイ、マルシャル

対するヴィラは、前回のチェルシー戦から1人の変更

OUT:ハウス

IN:ミングス

〇前半

 ユナイテッドは、ブルーノがトップ下、ラッシュフォードがトップの4312気味でスタートするが、サイドの守備を気にしてか、早々に4231に。ボールホルダーに素早くプレスに行き、それぞれが攻守にわたってよく走りアグレッシブに。そんなユナイテッドに対して、ヴィラはひるまず。攻撃時にはSBも積極的に上がり、ユナイテッドのサイドをえぐる。

 試合を優勢に進めたのはユナイテッド。相手の前2枚の守備に対し、フレッジが下りてきてCBとともに3バックを形成し、SBに高い位置をとらせ、ボール保持を安定させる。そこから、ポグバやブルーノを中心にボールを循環させる。この前半で際立っていたのがSBと周りの連携の良さ。上がるタイミングやコースが良く、周りとよく連携が取れていた。特に良かったのは右サイド。15分10秒からのシーンでは、ラッシュフォードとワンビサカの連携で同数のサイドを突破し、決定機を演出する。

 そんな右サイドの攻撃から、40分にユナイテッドが先制する。キーパーからのロングボールがラッシュフォードに渡り、ワンビサカが彼を追い越してボールを受け、右サイドを独走しクロス。それをマルシャルが頭で合わせた。下がりながらの対応を迫られたCBの逆をつく良いクロスであった。

 ユナイテッドが1点をリードして前半を折り返す。

〇後半

 互いにハーフタイムでの選手交代、ポジション移動はなし。

 ヴィラはよりアグレッシブになり、ロングボールのこぼれ球を拾えるようになり、後半の序盤から多くのシュートチャンスを作る。中央はユナイテッドの選手にすぐ囲まれてしまうので、攻撃はサイド中心。SHのエル・ガジとトラオレの推進力や、マッギンの質の高いサイドチェンジ、サイドに流れたグリーリッシュがユナイテッドのゴールマウスを襲う。

 そんな中で、エル・ガジが敵陣左サイドでファールを受け、クイックリスタート。ボックスの横で受けたグリーリッシュのグラウンダークロスが、整っていないユナイテッドの守備陣を抜け、ファーのトラオレへ。それをトラオレが落ち着いて決め、58分にヴィラが同点に追いつく。

 追いつかれたユナイテッドはその直後、敵陣深くでスローインを獲得し、そのスローインを受けたポグバがボックス内で倒されPK獲得。VARでも覆らず、ブルーノが落ち着いて決めてすぐさま勝ち越しに成功する。ヴィラとしては守備が整っていただけにもったいないファールであった。

 時間が過ぎても、ヴィラはサイドから攻め続ける。セットプレーやコーナーキックからも惜しいシーンを作るも、デ・ヘアに阻まれたり、枠に飛ばなかったりと。ユナイテッドの守備陣は最後の最後まで気を抜かず、1点のリードを守り切り、2-1でユナイテッドの勝利となった。

〇最後の一言

 乗りに乗っているユナイテッド。結果が出ているだけに、過密日程でも全体的にコンディションが良かった。特に良かったのは、リンデロフの離脱によって、ここ最近出番が与えられているバイリー。最後のシュートブロックなど、攻守において落ち着いたプレーを魅せた。懸念点は押し込まれた際の守備。ラッシュフォード戻らない時があり、サイドを攻略されることがしばしば。また、攻守にわたり、CHの行動範囲が広いので、CBがつり出されたときにカバーする人が曖昧だったりということがあった。

 惜しくも敗れてしまったヴィラ。グリーリッシュは今日も厳しくマークされるが、決定機を演出するなど、随所に輝きを見せた。2失点したものの、マルティネス、ミングスを中心とした強固な守備陣は健在と言っていいと思う。攻撃陣も、惜しいシーンは作れていた。それでもやはり、バークリーがいてほしいと思ってしまう。最後の1ピースが埋まらない感じ。


この試合はここまで。ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?