【お悩み相談|ココロノマルシェ】ペットの柴犬の介護について
ココロノマルシェにお寄せいただいたご相談に
お答えさせていただきます(^^
少しでも心が軽くなるヒントになりましたら幸いです。
のんたむさん、初めましてこんにちは。
若桜みつきと申します。
ご相談をお寄せくださりありがとうございます。
とてもしんどい思いをされていらっしゃることが伝わってきました…。
ご相談をいただいてから少しお時間が経っていますが、何か変化はありましたでしょうか。
のんたむさんは今、休むことはできていますか?
のんたむさんも、柴犬ちゃんも、のんたむさんのご両親も、みなさまが心安らかに過ごせているといいのですが…。
のんたむさんの柴犬ちゃんは、今16歳なのですね。
きっと、のんたむさんも、ご両親も、柴犬ちゃんを大切に思って一緒に生きてきてくださったからこそ、その愛情に応えて懸命に生きてくれているのだと思いました。
のんたむさんも、ご両親も、柴犬ちゃんも、みなさん、たくさんたくさん頑張ってくださっています。
のんたむさんはご自身の家庭をお持ちでありながら、ご実家のことも気に掛けていらっしゃる状態ですから、体力的にも気力的にもそれはとても疲れることと思います。
まずは精一杯頑張っているのんたむさん自身に「よく頑張っているね」と伝えてあげてくださいね。
気持ちを緩めることも難しいのではないかと思いますが、ふと気が付いた時、お風呂に入った時とかだけでもいいので、深呼吸をしたりして、ほんの少しだけでも気持ちを緩めてあげられるタイミングを作ってあげていただければと思います。
>両親の負担を軽くしたいとは思っていますが、限界もあるのでどうにもできず、大好きな犬の死を望んでいる今の状況がすごく悲しいです。
そうですよね。
大好きなのにそう思ってしまうこと、とてもとても悲しいですよね。
16年もの長い間を共に過ごしてきた家族なのに…と。
私も4年前まで当時16歳のパピヨンの介護をしていまして、とても苦しくしんどい思いを抱えていました。
小型犬ですので楽な方だったのではないかと思いますが、両目を失明していたので目が離せなくて、慢性腎不全を患っていたので食欲にムラがあったり毎日輸液をしたり、肺に腫瘍が見つかってからは酸素室に入れたりと、目まぐるしい日々で、体力的にも精神的もかなり追い詰められていました。
老犬の介護もしながら、仕事もして、家庭の維持もしてという状況に、どんどん自分に余裕がなくなっていくのを感じていました。
最初のうちは「あなたが一番大変だもんね。頑張れ」と思えていましたが、余裕がなくなるにつれて、苛立つことも増えて、声を荒げてしまうことも多くなっていきました。
「この子が早くいなくなってくれれば、こんなにもしんどい日々から解放される…」
こんな思いが常によぎるようになっていました。
だけどそんな思いがよぎるたびに、頑張って懸命に生きている彼女に申し訳ない思いが募って、「そんなことを思ってはいけない。最期の時まで頑張らなければ」と思いを新たにしました。
けれどやっぱり日々がしんどすぎて、また「早くいなくなれば…」と思い、また気持ちを新たにして…。
そんな日々を繰り返していました。
今、介護の真っただ中にいらっしゃるのんたむさんは、本当にとても苦しい状況にいらっしゃると思います。
ご両親への罪悪感も感じていらっしゃるということですから、柴犬ちゃんへの思いと相まって、より一層苦しいですよね。
どんな言葉をお伝えしたらいいか、今とても悩んでいます。
ですがこれだけはお伝えさせてください。
ご両親の負担を軽くしてあげたい。
これはのんたむさんの愛です。
家族の仲を良くしてあげたかった。
これものんたむさんの愛です。
オムツを変えてあげたり、会いに行ってあげていること。
これものんたむさんの愛です。
柴犬ちゃんが辛そうな状態を見ていることが苦しい。
これものんたむさんの愛です。
全部が愛、です。
そして柴犬ちゃんは、のんたむさんのその愛情を、きっとわかってくれているし、感じてくれていると思うのです。
ご自分を責めてしまう思いもあるかもしれませんが、自分を責めてしまうほど、のんたむさんは愛情深くて優しい方なのです。
私は老犬を看取ったあとは、やっぱり「ほっとした」という思いをとても強く感じました。
もう二度と会えないことの悲しみや寂しさ、まだまだやってあげられることがあったんじゃないだろうかという後悔もたくさんありましたが、それ以上に「やっとこれで大変な日々から解放された」という安堵感があったんです。
そしてそんな自分に「自分は薄情だ」とも思いました。
ですが今思うと、薄情とは少し違ったのかもしれません。
私自身がしんどくて辛かったというのはもちろんありますが、彼女の辛そうな姿を見ていたことが一番辛かったのかもしれないと、今はそう思うのです。
苦しそうだから、辛そうだから、変わってあげられるなら変わってあげたかった。
でも変わってはあげられないから、だからせめて、早く楽になって欲しくて。
苦しい思いをしてまで、側にいようとしなくていいよ、もう楽になっていいんだよ。
そんな思いをもっていたからこそ「あぁ、楽になってくれてよかった」という安堵感だったのではないかと、今では思うのです。
辛くて苦しい姿をもう見たくないから、だから早く楽になって欲しかった。
だけど彼女はきっと「苦しいけど、一緒にいる」ことを願ってくれて、頑張ってくれたのだと思います。
苦しいし辛いけど、離れてしまうのはもっと辛いし寂しいから。
だから頑張って、できる限り側にいようとしてくれた。
のんたむさんの柴犬ちゃんも、きっと、のんたむさんとご両親の側に居たいと願っていてくれるからこそ、「まともに歩くことも、食べることも、意思疎通もできなくて、つらそうに吠えているだけ」のような状態になっても、頑張って側にいてくれているのではないだろうかと感じました。
柴犬ちゃんから、のんたむさんとご両親への強い愛情を感じるようです。
今は、心も体もとてもしんどい状態かと思います。
まずはどうか、のんたむさんの心と体を、できる範囲でいいので休めてあげていただきたいです。
しんどい思いを吐き出そうとしてくださってありがとうございます。
「話す=放す」と言われるように、話すことで思いは少し軽くなります。
しんどい時は、ご家族や友人、カウンセラーなど信頼できる人に、その思いを話して(放して)、預けて、ご自分を少しでも楽にしてあげてくださいね。
一人ではないですよ。
そんな思いを込めて書かせていただきました。
のんたむさんも、柴犬ちゃんも、のんたむさんのご両親も、みなさまが心安らかに過ごせますようにと祈っております。
いつも読んでくださってありがとうございます。
あなたがいつも愛に包まれていますように。
若桜みつき
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