たった1枚の手札で届ける想い!『ラブレター』
こんにちは!きゃらべのあんどんです。
今回ご紹介するのは、手札がたった1枚のカードゲーム『ラブレター』!
とってもシンプルで盛り上がる!何回も遊んでいるうちに、気がつくとだいぶ時間がたってしまうようなゲームです。気心の知れた仲間たちとの、旅行のお供なんかにもオススメできる作品ですよ!
どんなゲーム?
プレイ人数:2~4人 プレイ時間:5~15分
『ラブレター』は手札1枚で遊べるお手軽なカードゲームです。
日本人ボードゲームデザイナー、カナイセイジの代表作としても知られ、世界中で遊ばれているとてもファンの多いゲームですね。
プレイヤーはお城のお姫様に恋する青年で、なんとかお姫様にラブレターを届けようと試みます。しかし、一般庶民であるあなたは普段お城に出入りができません。そこで・・・
お城にお仕えしている従者たちに協力者となってもらい、お姫様に届けてもらうようあなたのラブレターを託すことにしました!お姫様にラブレターを託すためには、なるべく位の高い人物に協力者となってもらう必要があります。ライバルを出し抜き、最もお姫様に近い人物にラブレターを託せた人の勝利です!
ラブレターの届け方
ゲームの準備は上の写真のような感じで、とってもカンタン!
登場するカードをすべてまとめてシャッフルして、ゲームごとに1枚だけ使わないカードとして除外します。その後、各プレイヤーの手札を1枚ずつ配ったら準備完了!
さて、気になる手札は・・・?
たった1枚の手札、つまり最初の協力者がこの人。
あなたのラブレターはいま、この人が持っています!(う~ん、たよりなさげな下級の兵士・・・頼むぞ!)
その後、スタートプレイヤーから順に手番を行っていきます。
さて、あなたの協力者となってくれた兵士さんはお仕事のため、いつも通りお城の中へと戻ります。すると、別の人物に出会ったようです・・・。兵士はあなたの想いがいかに清らかで熱く大きなものであるかを語り、協力者を増やしてくれました!
という感じで、あなたの手番が来たら、残りのカードの山札から1枚カードをひきます。
そして、もともと持っていたカードか、いま引いてきたカードのうち、どちらか1枚をプレイします。もう1枚の方は、引き続き手札に持っておきます。
兵士「騎士殿!その恋文をどうか姫のもとへ、よろしくお願いします!」
騎士「ふむ・・・。やってみよう」
プレイすることにした方は表にして場に出し、カードに書いてある効果をすぐに実行します。彼はあなたの協力者として、なんとかあなたの有利になる行動をしてくれます。
手札に持っていることにした方は、いまあなたのラブレターを持っている人です。カードの左上に書いてある数字は、協力者のお城での地位を示しています。数字の高い協力者ほどお城で高い立場にいる人物であり、お姫様に近い人物といえます。
そして山札がなくなった時、手札に持っている協力者の数字が一番大きかった人の勝利です!
あれ、最初にラブレターを預かってくれた兵士の出番はもう終わりでしょうか。そもそも、数字の高い協力者を引き当てた方が強い・・・?
もちろんそんなことはありません!
騎士にラブレターを託してプレイされたいま、兵士の本領発揮です!
効果:対象のプレイヤーに「兵士」以外のカード名1つを宣言し、
手札と一致したら脱落させる。
この効果を実行します。じゃあ「騎士」は手札にあって少なくなっているから・・・「僧侶」で!
僧侶「な、なんだってー!」
見事に的中されてしまったプレイヤーはラブレターを没収されてしまい、持っていたカードを場に公開して脱落します。(なんたる無慈悲!)
このように『ラブレター』では、誰かの手番で誰かがとてもあっさりと脱落します。1人を除いて全員が脱落した場合、残った一人が勝利です!
脱落してしまったプレイヤーはもう手番が回ってくることもなく負けになりますが、1勝負は数分で決着が付きますので、他の人の後ろから状況を楽しく眺めていてください。
<『ラブレター』の勝利条件>
・山札のカードが引けなくなった時、一番高い数字を持っていること。
※最も高い数字が2人以上いたら引き分け。
・自分以外の全員が脱落すること。
1勝負ごとに決着がつくので何回やっても楽しいですが、オススメは3点先取!特に数字が8のカードで勝つのは難しいので、その場合は2点です!
頼れる?協力者たち
ここで心強い協力者たちをご紹介!
『ラブレター』では以下の8種類、16枚のカードを使います。
<ゲームに使うカード>
・強さ1 兵士 5枚
・強さ2 道化師 2枚
・強さ3 騎士 2枚
・強さ4 僧侶 2枚
・強さ5 魔術師 2枚
・強さ6 将軍 1枚
・強さ7 大臣 1枚
・強さ8 姫 1枚
「兵士」のカードは最も多く5枚!働き者でいろいろなところに出向くので、お願いを頼まれやすいんですね。
いかにも脇役っぽい感じで描かれていますが、『ラブレター』を何度か遊ぶと、だんだん気付いてくるでしょう・・・。ゲームとしては、ほとんど「兵士」が主役です。
相手の手札をピタリと言い当てた時は爽快!自分の手札やすでに公開されたカードなどをヒントに、持っていそうなカードを推理してみましょう。
もちろん、あてずっぽうのラッキーパンチでも大盛り上がり間違いナシ!
数字が2~5のカードは枚数が2枚ずつ存在します。
3の「騎士」は、プレイされるとほぼ確実に脱落者が出る危険なカード!(でも勝てるとは限らない)
対して、4の「僧侶」は使えば次の番までカード効果の対象に選ばれなくなる安心のカードです。
数字が6~8のカードは1枚ずつしかありません。
山札がなくなるまで持っていられれば強力ですが、カードの効果は厄介なものになっています。
7の「大臣」は、自分の手番に突然自分が脱落することも!
もしもあなたが最初の手番開始と同時に脱落してしまっても、どうか紳士的に、間違ってもハゲ頭を罵倒などなさらないでください。責任ある位の者は慎重なのです。
8はなんと「姫」ご本人!「姫」のカードは何があっても、絶対に手放してはいけません。思い人ご本人なのですから、当たり前ですね。
まだまだ遊び足りない人へ
『ラブレター』には通常のカードとは別に、これらの追加カードも一緒に用意されています。
同じ番号のものを差し替えてバリエーションを増やしたり、枚数を増やして5人以上で遊んでみたりもできます。
『王』にはくれぐれも見つからないよう、気を付けて!
終わりに
『ラブレター』、いかがでしたでしょうか?
どこでもだれとでも遊びやすい手軽さと、すぐに盛り上がれる面白さがすごく素敵なオススメのゲームです!
僕が初めて遊んだ時には、それまで親しんでいたボードゲームとはテンポが全く違っていて、あまりにも軽率に脱落するのでカルチャーショックを受けたのを覚えています笑
しかしながら、ただの“運ゲー”と侮るなかれ。シンプルゆえに少ない情報からいろいろな想像をしようとする、れっきとしたボードゲームなのです!
箱も手軽に持ち運べるサイズで、暮らしに馴染めるゲームだなと感じます。もしも気になった方はぜひ遊んでみてください!
このゲームはきゃらべでもお取り扱いがあります!
気になった方は以下のリンクよりお気軽にご注文ください!
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