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男旅 Day 4 (大原美術館と倉敷美観地区散策)

こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。今回は、前日友人と別れた後、一人で倉敷市内を散策し、大原美術館を訪れたことについて、"男旅 Day4"として旅行の締めくくりを書いてみたいと思います。

この日は朝早く起きて、美術館が開館するまで倉敷市内を散策しました。美観地区も早い時間は人通りがまばらで写真も気に入った構図で撮りやすいと思いました。この美観地区に来るのは2回目で、前回来たのは20年ほど前。妻と二人でまだ子供が生まれる前でした。その時のことを思い出しながら通りを歩きました。

前日の夜景とは違い、街並みが良く見えました。
秋晴れの良い天気が、水面に綺麗に映してくれました。

そして、たどり着いた大原美術館。この時も開館と同時に入りました。

結構立派な入口です。

今回大原美術館に来た理由は、Voicy田中慶子さんと木下斉さんの放送がきっかけです。特に以下の田中慶子さんの放送は大原美術館特別展に関する放送となっており聴きごたえ十分です。

ただ、残念ながら、上記放送時の特別展は現在終わっているので、Voicyの放送内容と現在の展示の順番は異なっています。それでも放送で触れている作品が多く展示されていたので、その放送回を聞きながら作品を見ました。大原美術館三浦館長の解説と田中慶子さんの話を聞きながら作品の背景などを学び、実際に作品を見るというのはとても良かったです。

また、Voicy田中慶子さんと木下斉さんの放送以外にも、これらの放送のリスナーの林裕也さん、ちえさんが実際に大原美術館を訪れられていて、Noteに記事として紹介されていたことも、私の美術館訪問に大きな影響を与えてくれました。この場を借りて、林裕也さん、ちえさんに記事化についてお礼を申し上げます。

さて、せっかくですので、大原美術館の作品で個人的に特に印象に残った作品3つについて書いてみたいと思います

1.エルグレコ 受胎告知
  大原美術館で最も有名な作品です。展示のされ方が印象的でした(少し暗めの部屋で作品にライトアップ)。この作品を見て、当時(16世紀末)の人はどのように感じたのだろうと想像しました。ルターの宗教改革(1517年)から数十年経ったときで、プロテスタントに対抗すべく、カトリック教会がその思想を強く受けた絵画を擁護するスタンスを取っていた背景があるようです。聖母マリアをクローズアップし、信者を増やすために一役を担った宗教芸術の一つとされているそうです。
このような視点を持ってみることができたのは、2日前に大塚国際美術館で、何枚もの別の画家の受胎告知を見たからです。この日、実際にエルグレコの受胎告知の本物を見て、独特のスタイルを持っているとも思いました。

2.児島虎次郎 和服を着たベルギーの少女
  大原家から援助を受けた画家、児島虎次郎の作品。とても色彩が豊かで、この色使いが好きです。最近ではこのような様子の外国人を京都など日本の観光地でも見かけますが….(笑) モネのラ ジャポネーズにも何となく似ています。

3.熊谷守一 陽の死んだ日
 画家の息子さんが亡くなった日の作品。筆のタッチ、力強さが印象的でした。どのような状態で、気持ちでこの絵を描いていたのだろうと想像しました。自分の息子が亡くなったらどういう気持ちになるんだろうなど考えながら、結構長い時間見ていたように思います。上記のVoicyの放送でも作品の背景が触れられています。

作品を存分に見て、少々疲れたので、美術館の隣にあるEL GRECO(エルグレコ)という喫茶店にはいりました。雰囲気のあるお店で、コーヒーを飲んでほっと一息つけました。

Cafe ELGRECO 雰囲気がとてもいい。
店内の窓から、大原美術館の建物がちょっと見えます。
結構暑かったので、アイスコーヒーがぴったりでした。

今回の旅行では美術館を2つ訪れました。これらの行動は心にとてもいい影響があり、また幸せアップにつながったのではないかと思います。現在、美術館がたくさんある首都圏に住んでいるので、また機会を作ってアートに触れて行きたいと思いました。
なお、アートはビジネスにも良い影響があると下記の山口周さんの本で書かれています。一読の価値がある本と思いますので、お勧めさせて頂きます。

今回も最後までお読み頂きありがとうございました。今後、またこのような旅をすることが出来ましたら記事にしたいと思います。

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