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ジャンプ+主催 ミリオンタッグを実況 #6 Part.1

記事に興味を持っていただき
ありがとうございます。

今回も集英社が主催している
漫画家発掘オーディション番組
MILLION TAGについて書いていきます。

前回は第二課題で上位に入った3組が
第三課題に挑む様子について実況しました。
過去の記事はこちらからご覧いただけます。

今回は8月6日に公開された
第6話の実況をしていきます。

第6話では残る3組の様子と
第三課題の結果発表まで
一気に見ていきます。

改めて第三課題のお題はこんな感じでしたね。

【読切ネーム&キャラ絵】
ジャンル:能力バトル
ページ数:55ページ以内
締切期限:3週間

ますます厳しくなるお題に対して
第二課題で惜しくも上位を逃してしまった
3組はどんな漫画を描き上げるのでしょうか?
それではさっそく3組の様子を見ていきましょう!


後半3組の作業開始(1:37~)

まずは第二課題の結果が無念に終わり
思わず涙を流してしまった
押石×玉田タッグから始まります。

第三課題の発表からさっそく
打ち合わせを開始していた押石さんと玉田さん。

5時間にも及ぶ会議の結果、
妖精が人間と対立する世界を
テーマにするようです。

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しかし第一課題、第二課題と
ランキング圏外になり
押石さんは完全に自信喪失してしまった様子。
本来であれば得意なバトル漫画なのに
ネガティブな発言ばかりがつい出てしまいます。



続いて夏井×岡本タッグの様子です。
こちらのタッグもさっそく
打ち合わせに入っているようです。

第二課題の時と同様に今回も
夏井さんのアイデアマンっぷりが
発揮されるのかと思いきや
今回は能力バトルという制限が
引き出しを狭めてしまっているようです。

ありきたりな能力にならないように
頭をひねりますが、それが逆に
「新しさ」に拘ってしまうことになり
やっとの思いで出したネームも
2度ボツになってしまいました。



かなり苦戦している様子の2タッグに対して
七志・大石×浅井タッグは能力バトルという
ジャンルに対して自信があるようです。

確かに第二課題でも初めてとは思えないくらい
アクションが分かりやすく描かれていました。

他の連載候補者たちからも
七志・大石タッグは今回の能力バトル漫画という
ジャンルにおいて特に注目されているようです。

そんな2人は今回もテーマを3つ提出して
浅井さんがその中から選ぶという
第二課題と同じ進め方をしていきます。

今回提出された3つのテーマとキャラ絵から
剣を食べると変身する『剣を喰らう』を
浅井さんが選び本格的に作業に入りました。

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編集者さんの本領発揮(7:07~)

企画会議では自信喪失しながらも
なんとかテーマを決定した押石×玉田タッグ。

押石さんは企画会議からわずか1週間で

主人公の幼い妖精が敵対する
人間の騎士と出会い成長する物語

というネームを描き上げていました。

そのネームを見た玉田さんから
妖精が成虫になることができた理由の描写が
唐突な感じがして若干都合がいいように見える
と指摘が入ります。

それに対して押石さんからは
主人公がどういう感情で羽化できるのかを
描くことで納得させたいと提案していました。

しかしバトルは得意な押石さんでしたが
キャラクターの心理描写は苦手なようです。
締め切り6日前まで主人公の感情について
悩み続けていました。

そんな押石さんに対して
担当編集のベテラン玉田さんから
読切は1人の人生を深く描くべき
というアドバイスが贈られます。

さらに主人公の気持ちについて
うまく説明できなかった押石さんに
三幕構成という構成術も教えてくれました。

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動画内では怪獣8号を例にして説明しているので
三幕構成についてご興味ある方は
ぜひ動画をご覧ください!

そしてこの三幕構成を活用して
押石さんが新たに描き直したネームは
玉田さんも絶賛の完成度となりました。

的確なアドバイスとそれを活かして
落ち込んだ状態から大きく成長できるのは
さすがベテランの玉田さんと
経験豊富な押石さんのタッグですね。

逆境を乗り越えた2人の作品は
今度こそランクインできるのでしょうか!?



未だアイデア出しに苦戦していた
夏井×岡本タッグでしたが
なんとかテーマを魔法少女に決定しました。

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しかし、締め切り5日前という
ギリギリのタイミングになっても
夏井さんはオチのアイデアが思い浮かばず
ずっと苦しい状態は続いていました。

そんな状況を打開するため
さっそく担当編集の岡本さんに相談します。

夏井さんが悩んでいたのは
地元に帰った魔法少女の主人公が
オチでどういう変化をするのか
というポイントでした。

それを聞いた岡本さんは
現実世界に当てはめて考えるといいと
アドバイスします。

その結果セカンドライフという
キーワードを得て、夏井さんも
オチの構成がまとまったようです。

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夏井さんも言っていた通り
行き詰ったときに的確なアドバイスをくれる
編集者さんは偉大ですね。



続いてテーマ決めから順調に進んでいた
七志・大石×浅井タッグも
ネーム作業に取り掛かっていきます。

ネーム作業中の2人に対して浅井さんから
実力派エリート迅』という
あの『ワールドトリガー』の前身となった
読み切り漫画を参考にするようにと、
ストーリー構成表が渡されていました。

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構成表により展開のお手本も手に入れて
ますますクオリティを高めていった
2人の読み切りに注目です!



第三課題提出(14:40~)

一番最初に提出したのは
押石×玉田タッグでした。
なんと締め切り前日の提出です。

押石さんは17歳のころから
バトル漫画を描き続けてきたということで
今回の課題にかける思いもひとしおな様子。

続けて締め切り当日に2番乗りで
提出したのはぎざねこ×李タッグ。
ぎざねこさん的にも納得のいく
作品になったそうです。

さらに藤田×林タッグも提出完了しました。
相変わらずネガティブな藤田さんですが
今回は特に過激な発言をしていました…笑

ここから立て続けに夏井×浅井タッグと
早志×ハタケヤマタッグも提出していきます。

残るは七志・大石×浅井タッグですが
なんと締め切り14分前になって
まさかの修正忘れが発覚します!

修正を忘れていたのは
回想シーンの入り口となるコマの外側でした。
本来ネームでは必要ないですが
回想に移ることを読者に分かりやすくするため
急いでコマの外側を黒く塗りつぶします。

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大慌てで印刷と封緘をして
締め切り7秒前で提出できました。
本当にギリギリで緊張します…。




というわけで第三課題の提出までが
今回実況した第6話の前半部分です。
残りの後半はついに第三課題の
審査と結果発表になります。

動画の後半部分を見る前に一度
ミリオンタッグ公式サイトにて
公開されている各タッグの
読み切りを読んでいただくことを
強くオススメします。

ぜひ各タッグの読み切りを読んで
どの作品が上位3組に選ばれるのか
予想してみてください!

次回の記事では第三課題の読切をご紹介します。
もしお時間あればPart.2の記事も
読んでいただけると嬉しいです。

それでは今回も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

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