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ジャンプ+主催 ミリオンタッグを実況 #3

記事に興味を持っていただき
ありがとうございます。

今回も集英社が主催している
漫画家発掘オーディション番組
MILLION TAGについて書いていきます。

前回は第一課題に取り組む連載候補者たちの姿と
結果発表までの様子を実況しました。
過去の記事はこちらからご覧いただけます。

今回は7月16日に公開された
第3話の実況記事です。

第3話では第一課題で上位になった
3組の様子に密着しています。
第一課題の結果を受けて
どのように取り組んでいくのか
さっそく実況していきましょう!


第二課題スタート(1:47〜)

今回連載候補者たちが挑んでいるのは
第二課題【読切ネーム&キャラ絵】
期限は3週間です。


トップバッターは前回1位を獲得した
ぎざねこ×李タッグです。

早くもぎざねこさんのフェチ前回で
企画の打ち合わせをしています。
いくつかある中で最初に出てきたのは
いわゆるラッキースケベという展開。

少年漫画では古い歴史をもつ
王道のジャンルです。

そのほかにもSFやホラーを提案したそうですが
担当編集者の李さんはその中から
ラッキースケベを採用しました!

もちろん理由があります。
ミリオンタッグで出される課題には
漫画力を鍛える目的もあり、
第二課題で課せられるキャラの掛け合いが
面白くなるテーマにしたそうです。

ぎざねこさんにとっても
おそらく1番やりやすく
モチベーションも維持できるので
かなり期待できます。


続く夏井×岡本タッグ
夏井さんから大量のテーマが
次々と飛び出していました。

6本出されたテーマの中では個人的に
②地球が宇宙人の特撮映画の撮影地に選ばれる
テーマが面白そうだと思いました。

シンプルな設定から難しそうなものまで
とても幅広い引き出しを持っているようです。
最年少の夏井さんは素人目から見ても
才能が溢れているのが分かります。

担当編集の岡本さんと相談して
氷河時代に突入した人類の話をテーマとした
C-O2』という漫画に決定しました。

ここに至るまでに夏井さんから
さらに追加でアイデアを提案されたようで、
経験の浅さが功を奏して
アイデア出しを躊躇しないという
強みが生まれていました。


お次は藤田×林タッグです。
藤田さんも依然として
ネガティブ発言が止まりません。

ただ、今回は林さんからのアドバイスで
1週間はペンを持たずインプットに
時間を費やす作戦を取るそうです。

こんな大胆な作戦がとれるのも
地力がしっかりとしていて
筆が早い藤田さんならではだと思います。

そんなインプット期間が活きたのか
藤田さんから描きたい漫画のアイデアとして
母親を欠いた父親と娘の家族再生物語という
プロットが出てきます。

それを聞いた林さんから修正案が提示され、
藤田さんもそちらの方が面白そうだと
提案を受け入れました。
このように編集さんからも
アイデアの提案はされていくのですね。

たしかに林さんのストーリーでは
登場人物が増えたのに主役は父親だけになり、
読者に驚きを与える仕掛けができそうな
設定になりました。


残り2週間でネーム作業(9:49〜)

各タッグがテーマ決めまで終わり、
ネーム作業に移ります。


まずはぎざねこ×李タッグです。
締め切り2週間前の時点で
李さんからネームチェックを受けていました。

描き上げたネームを見た李さんから
厳しい指摘が入ります。

ぎざねこさんはどうしてもキャラの心境を
モノローグで説明してしまい、
1ページの情報量が多くなってしまっていました。

指摘を受けたぎざねこさんは
漫画の描き方について悩んでしまい
スランプのような状態に陥ってしまいます。

そんなぎざねこさんを救ったのは…
なんとあの『チェンソーマン』の作者
藤本タツキ先生です!

第一課題で見事1位に輝いたぎざねこさんには
藤本先生からアドバイスを貰える権利が
ご褒美として与えられていました。

ぜひ藤本先生のアドバイスは
動画で見ていただきたいのですが、
要約すると…

キャラクターに縛られてしまうと相談した
ぎざねこさんに対して藤本先生は

キャラに引っ張られるのが1番怖いので
展開重視でネームを考えている

読みやすさを意識することで
もっと面白い漫画になる

とアドバイスを贈ります。

これによってぎざねこさんの中で何かが
吹っ切れたようで格段に良くなった
ネームを提出できました。

それにしても、藤本先生と顔を合わせるときに
カメラに映る位置にパンダをくっつけている
ぎざねこさんの個性は
流石としか言いようがありませんね。


ここからぎざねこさん、夏井さんはネームを終え
キャラ絵に移っていきます。


そして作業的には1週間遅れている藤田さんも
ネームを完成させ、林さんのチェック中です。

そこで問題となったのが見開きの2ページ。
絵としてはとても素敵なのですが、
リアリティに欠けるため違和感があるそう。

このページについて
藤田さんは消してもいいと提案しますが、
林さんとしては絵を描き直してほしいと
意見が割れてしまいます。

時間的にも厳しい中、藤田さんから
腱鞘炎気味だと告白され
林さんが下した判断は健康優先

見開きを無しにして
キャラデザも最低限にするよう指示します。
腱鞘炎はクセになると後に響くので
本来であればすぐに病院へ行ってほしいのですが
「提出まではやらせてほしい」と
藤田さんから言われ、渋々承諾。

最近では特にこういった
漫画家と編集者の関係性について
注目されることが多いので
林さんから体を大事にするようにと
釘を刺されます。


ここまでで今回クローズアップされた
上位3組の作業風景を実況しました。

一時はスランプに陥るも
藤本先生のおかげで立ち直ったぎざねこさん、
全く危なげもなく才能全開の夏井さん、
時間と腱鞘炎に迫られる藤田さんと
どのタッグも大注目せざるを得ませんね!


今回のみどころといえば
やはり藤本タツキ先生の登場です。

藤本先生といえば7月19日に公開された
ルックバック』という読み切りが
非常に話題になりました。

こちらの漫画を読むと
ぎざねこさんへ向けたアドバイスが
どれほど的確だったか実感できるので
ぜひ一度読んでみることをオススメします!


というわけで今回は
ミリオンタッグ第3話の実況でした。
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

次回もお楽しみに〜

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