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ちょっと変わった漫画を紹介

記事に興味を持っていただき
ありがとうございます。

今回はなんと
とっておきのイチオシ漫画をご紹介します!
その名も「奇異太郎少年の妖怪絵日記」です。

作者・影山理一先生

作者の影山理一先生は
この「奇異太郎少年の妖怪絵日記」が
初の単行本化だそうです。

元々は携帯漫画として連載を開始したので、
単行本化はされないつもりだったようです。
この漫画の他に同主人公の
奇異太郎君の霊的な日常」という
漫画も不定期で連載されています。

両方とも影山先生本人が運営されている
モルモル亭」というWebサイトに
全話無料で公開されています。

あらすじ

霊感の強い少年「奇異太郎少年」のまわりは、いつも妖怪だらけ。雪女が訪ねてきたり、垢舐に風呂を舐められていたりそして憎めない同棲相手(?)、座敷童子の「すず」。アニメ化もされた、怖くない怪異ギャグコメディ!

コミックライドより引用

霊感少年である主人公の奇異太郎
自宅の離れで一人暮らしを始めたことで
そこに住み着いていた
座敷童子の少女すずと出会います。

それ以来、離れで生活していると
様々な妖怪たちが奇異太郎の前に現れます。
しかし霊感の強い奇異太郎は
妖怪たちに驚きもせず蹴散らしてしまいます。

不思議な妖怪たちと
もっと不思議な奇異太郎少年の
非日常を面白おかしく楽しめます。

見どころ

この漫画では毎話
いろんな妖怪たちが登場します。
その妖怪たちが巻き起こすトラブルを
主人公の奇異太郎が
霊力一つでなんでも解決していきます。

本来であれば妖怪に驚くはずが
人である奇異太郎の方が
人智を超越しているので
毎回妖怪たちの方が圧倒されてしまいます。

ときには手強い相手もいたり、
奇異太郎にも不得手があるようですが
そんな時は座敷童子のすずや
仲間の妖怪たちが助けてくれます。

妖怪たちが登場する非日常が
奇異太郎にとっての日常で、
人里離れて暮らしていた妖怪たちの日常が
奇異太郎の存在によって非日常に
変えられていく様が描かれています。

また、これは漫画の内容ではないのですが
この「奇異太郎少年の妖怪絵日記」は
他の漫画とちょっと違うところがあります。

まず本としての特徴ですが
普通ならページは右から左へ進んでいきますが
この漫画は逆向きです。

1ページの構成も独特で
コマ割りがなくページ全体に
絵が描かれています。
さらに吹き出しもなく、
セリフやモノローグは全て
絵に被せて横書きで書かれています。

このような構成になったのは
元々携帯漫画として連載開始したときに
当時主流だったガラケーで
読みやすいようにと
影山先生が工夫されたからです。

その結果書籍化されたときには
まるで絵本のような形に
なってしまったそうです。

それでも漫画的面白さは
損なわれないので、
本当にすごいと思います。

書籍化されてもなお
影山先生のWebサイトでは
全話無料で読めますが、
ちょっと変わった漫画を
購入してみるのも良いのではないでしょうか?


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