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#62 蛮勇戦歌

おはこんにちこんばんは。
年始はちゃんと更新しようかな!と思いきや、あれよあれよと日は過ぎ2月も中盤な時期に。

…おや?こないだまでクリスマスだったような気が…?

なんということでしょう、時空が歪んでいます。
年齢的な時間の感覚ももちろんあるとは思うんだけど、
12月中盤くらい〜1月ってやたら早くないすか??
気づいたら2月も半分終わってしまいましたが、風邪もひかずそれなりに元気で過ごしております。



先日13日まで

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Charm vol.8【蛮勇戦歌】
が無事千秋楽まで上演されました!
劇場に足を運んでくださった皆様方、ありがとうございました!🙌


このトンデモご時世で公演を打てたこと、最後まで走り抜けられたこと…
もう今の時代、全然当たり前じゃないことをやり遂げられた。
座組みのみんなのバイタル、パワーがあってこそ!だと個人的には思うので
本当にお疲れさまでした、を送りたい。送ります!
届け!👉



僕は今回
・オープニング曲の「夢幻天上」
・エンディング曲の「空」

の2曲を書かせていただきました。

制作秘話、なんて言うとやたらハードル高いですが(笑)
ちょいとこの2曲の話をしてみようかと、今日は筆を取ります。


オープニング・夢幻天上

Charmさんの楽曲を書かせていただいたのは今回で2回目。
昨年

IMG_5293のコピー

Withered Lifeという作品のオープニング曲とエンディング曲を書かせていただきました。
ちなみにオープニング曲はこちらから聞けます💁‍♂️


昨年書いたこの曲は、個人的に
「激烈サイバーオルタナティブロック」
をテーマに書きました。(どんなや)


そして今回のオープニング曲、夢幻天上は
「とにかくアツいロック」
をテーマに書きました🎸


ただ、です。
「俺ロック曲書くのそんな得意じゃねぇ…😭」
んです(笑)
元々クラシック出身なのもあって。
ちょいと話逸れますが、ロック曲を書くときはいっつも冷や冷やなんですね。
でもリンキンパークとか、コールドプレイとか、サム41とか(他にもいっぱい)聴いてた時期あるので、
そんなこんなを耳を頼りに書いてます。


話戻って。
蛮勇戦歌のとにかくアツいロック、さぁどう書こうかと。
アツいとはなんぞや、と。
僕が辿り着いたのは

「人は興奮したとき声が漏れる」

なのかなと思った。
スポーツ観戦とか良い例で、良いプレーしたとか点取ったとか
そんな時オーディエンスはどうなるか?
ウォォォォォ!!(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎
てなる。
これを音楽に還元しようと思ってイントロや間奏に

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ウォウウォウパートを作りました。


結果的にこの曲で一番力強い箇所は意外と?サビではないんですね。
理由は単純な話。


"登場人物全員にドラマがあるからこそ、
音楽的に形式化された盛り上がりパートに最大を持っていかない"


曲としてはちょっとリスキーなことをしてました。
じゃあAメロ、Bメロ、サビはどうか?
実はどれもリズム感が違うんですね。

・Aメロは8分刻み
・Bメロは4分の2拍3連(リズムムズいやつ)
・サビは潔く4分

何を言ってんのか分かんね!て言われそうだけど(笑)


幸せの形なんて人それぞれだけど、
明けない夜はない。


エンディング・空

まず、昨年のWithered Lifeの時に書いたエンディングはこの曲

ピアノメインで物悲しい雰囲気が漂う曲、間違いなく僕の得意技です。
ロマン派音楽(ショパンとかリスト)が好きで育ったんだな、が垣間見えるような繊細な曲を書きました。


でも今回は。
エンディングも全然繊細じゃねぇぜ🎸!

実はエンディング曲の方が先に出来たんです。
まぁ元々僕結構暑苦しい性格なのもあって(笑)
ある種このご時世が背中を押してくれたのかもしれない。

あなたは一人じゃない

この国はそもそもが
圧倒的孤独感に苛まれて自ら命を絶つ人もいる
加えてこのご時世が生きる意味すら消す材料になる。


僕は10代の時に、世間は特に何も起こってなかった時に
本気で人生のピリオドを打とうとしたことがあるからこそ

「ほんの少しでも手を差し伸べてくれる存在」

の大きさを知っている。
作品的にもご時世的にも、エンディング曲をピリオドで終わらせたくなかった。

何か…何か少しでも背中を押せる曲を書きたかった。



自分探しをしろ!自己分析をしろ!
そんな仰々しい事を言うつもりは微塵もない。
明日の天気がどうなるかなんて誰も知らない。

ただ、人間として生まれたからには
明日の天気も受け入れないといけない、例え雨が降っても。
でも必ず、雨は止む。雲間も切れる。



結果的に生まれたこのこのエンディング曲は
「ピアノが一切出てこないアツいロック曲」
になった。
ただこれは脚本・演出・作詞の吉田さんと、
歌唱の若海さんの力があってこそ。



そろそろ言葉が蛇足になりそうなので、終わりましょうか。
音楽って目に見えないからこそ、伝わる事って各々によって差異がある。確実に。
好みとかもある。
ただの作曲家の戯れ言だけれど、ここまで読んでくださった方、ありがとう。
物好きですね( ˊ̱˂˃ˋ̱ )b



-どこまでも行こう、終わりなき旅へ-


おしまい👋


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