1月12日(日) 番外編

 日曜日の昼である。が、月蝕満月の「そこ、ちゃんとやっとこうよ」後押しもあってか、継続振り返り作業。

 文章等を納品する、チャイムとともに授業を終える、あとまあいろいろあるんだろうけど、自然と区切りは付くような仕組みになっていることが多い。ところが、注文原稿でないもの、つまり他人のチェックが入らない殊に実体験ベースの創作的なものやなんかの場合決してそうではなく。扱うテーマによっては、しっかり区切りをつけておいた方が良いこともある。人と関わるということは、個別の関係ごとに、固有の領域において、互いに個人情報を開示シェアすることになるのだから、のほほーんと書いて何の配慮もなく公開するべきではない。

 例えば、カレシと交際している同時期にレズビアンの女性に恋愛感情を抱き、それなりに仲良くしていたんだけどいろいろ微妙。といった話を書く場合、実名&写実的描写ではあれこれ支障が出てきて人的トラブルにも発展しかねない為、今現在比較的身近なところにいて、簡易なインタビュー取材などにも協力してもらえたりする誰かをモデルとして描写し、登場人物のイメージに重ねる。といった手法を用いて完成させたのを、そのまま何となく放置しておくみたいなんはお勧めできない。

 物語の世界が日常の時空を侵食しはじめるとなかなかに厄介なので。自分に対して、モデルになってくれた人に対して、物語中の人物と目の前にいる誰某さんが同一ではない旨、了解してもらうのは大事なことだと思う。




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