見出し画像

現在地を知るために、2021年ふりかえる → ふりかえりとならできること

この記事はエンジニアと人生 Advent Calendar 2021 5日目の記事です。

転職して10ヶ月経ったし、12月だし、この1年をふりかえってみます。

転職してどうだったか

今年の2月に4年と10ヶ月くらい務めた会社を辞め、転職をしました。

こちらの記事で転職してからがんばりたいこととして以下3点を挙げていましたので、ざっくり三段階で自己評価してみます。

  1. 転職先で活躍する

  2. フロントエンド力を高める

  3. アジャイル開発に関われるよう動く

転職先で活躍する → ◎

1 on 1で「前職の給料が低かったから、いまそんなにあげられてないけど、もっと高くてもいいと思っているし、ぶるーさんはどんどん上がるよ」(意訳)的なことを言われたりしてるので、活躍はできていると考えていいでしょう。

フロントエンド力を高める → △

チームメンバーにNuxt.jsのことけっこう聞かれて答えていました。この点は良かったです。

とはいえ、基本となるデザインはデザインチームが作ってNuxt.jsまで落とし込んだものを、ごにょごにょしてAPIとつなげたり、改修したりしかしてないので、自分でUIを作る能力があんまり伸びてません。

アジャイル開発に関われるよう動く → △

絶賛ウォータフォール開発継続中です・・・。悲しみのお気持ち表明です。モブプロ導入を推進したり、FunDoneLearnでのふりかえりをやってみたり、1 on 1で「アジャイル開発の経験がないので、やりたいです!!」と伝えてみたりはしているので、その分を加点。

総評

ある程度成果を出せてはいるけど、あまりやりたいことはやれていない、という状態です。

いまジョインしているのは新規開発案件ですが、実質、既存サービスのリニューアルなので、「Javaコピペおじさん」からそこまで脱却できていないという問題も残っています。

ただ、前職がレガシーな環境だったので、新しい環境で知見を広げられたこともあります。

  • 英語を使って仕事する経験ができた

  • kubernetes、RabbitMQ、Nuxt.js等の技術を触れた

この2点は勉強になりました。あとなぜか新卒研修も担当したり。

新サービスリリースに向けて、いくつかサブプロジェクトが走っていてその管理もやったりしました。そこで改めて思ったのは、

  • プロジェクト・マネジメントはできないこともないけど、あまり得意ではなく好きでもない

  • チーム・ビルディングや教育は向いているし、たぶん得意

  • もっとPoCのような、0からサービスを作っていく経験が積みたい

ということです。プロジェクト・マネジメントはすごく重要ではありますが、そこでバリューを出していくよりはもっと開発がしたいし、チーム・マネジメントや教育のほうがより貢献できるなと感じています。

そして、やっぱり0からサービスをつくる経験がしたいですね。

お客様やビジネスサイドと仕様のやりとりをしていくよりは、自分たちで仕様を考えてサービスに落とし込んでいくほうが楽しそうです。

また、現在進行系で、モブプロ導入・テスト改善を主導してやらせてもらっていますが、ここでもある程度成果を出していければなーと。

「知ってるつもり」を自覚した

今年、こんな本を読みました。

10年以上前に話題になった「わかったつもり~読解力がつかない本当の原因~」の続編です。

  • 新規開発の機能の仕様説明を聞いて、あまり質問がでてこない

  • 本を読んだときに、あまり疑問がでてこない

これらは、ずっとどうにかしないとな・・・と思っていた課題です。これを解消するための手がかりを求めてこの本を読んでいたのですが、「第2節 孤立した「知ってるつもり」は疑問を生まない」で、思いっきりぶん殴られる形で答えを提示してくれました。

知識の少ない人、有機的に知識が繋がっていない人は、疑問が少ないのです。
西林 克彦. 知ってるつもり~「問題発見力」を高める「知識システム」の作り方~

「知ってるつもり」になっているから、疑問が出てこないんだよ!というのを全速力で叩き込んでくれました。
※ ここでいう「有機的に繋がっていない知識」=「知ってるつもり」です。

おかげで、ようやく自分が「知ってるつもり」になっていることがいかに多いかを自覚できました。さらにはどうやって「知ってるつもり」から脱するのかまで具体例を交えつつ教えてくれます。

なぜ、孤立した知識は疑問を生まないのか?
なぜ、体系だった知識は疑問を生むのか?
どうしたら知識を体系だてて、「使える」知識にすることができるのか?

気になる人は読んでみると得るものがあるでしょう。

知識システムを構成していくプロセスでは、勇み足になってもよいですからなるべく大胆に言い切ってみることが大事です。言い切れば破綻している部分も見つけやすくなります。すぐ修正を迫られる事態になって、知識システムの鍛造にとってはすこぶる有効です。小さな正しさにこだわって知識システムを拡大せず守ろうとする姿勢は、私たちの進歩にとっては敵です。
西林 克彦. 知ってるつもり~「問題発見力」を高める「知識システム」の作り方~

学習方法の再構築

上記を受けて、学習方法もアップデートしています。覚える、定着させる部分については、すでにふろむださんの学習効率本が決定版としてあります。

https://booth.pm/ja/items/2423461

ただ、この本の主眼は「定着フェーズ」(と、論文を読んでモデルをつくりあげていく疑似体験)にあるのですが、今回の気づきではその前の部分、「理解フェーズ」の方法をアップデートする必要がありました。(少しだけ5巻上で言及されていますが)

まだまだ模索中なのですが、学習効率本5巻上の内容と最近見つけたJustin SungというYouTuberの動画とかをもとに試行錯誤してます。

非常に面白いのですが、エビデンスに基づくならもっと根拠となる論文のリンクを概要欄に貼ってほしいなあ・・・

どうしたらもっと知識を体系立てて学習できるのか、どうしたらもっと効率よく技術を身につけていけるか。まだまだできることはありそうです。

プライベート

結婚した

夫婦で音楽が好きなのですが、音楽のルールが欠片もわかりません。
一方奥さんはけっこう詳しいです。

特に僕はリズムについては壊滅的で、ライブで手拍子すると自分だけズレていくし、ノリノリでリズムを取っていると「表でも裏でもない不思議なところでリズム取るよね」って言われたりします。

何度か教えてもらったけど、表拍と裏拍の違いはけっきょくわからなかったので、「裏は表、表は裏。全は一、一は全。つまり裏拍とは俺」といったら、「なにいってんだ、こいつ」という目で見られましたが、いまのところ音楽性の違いで解散という事態にはなっていません。

裏拍も分からない自分と結婚してくれて本当にありがたいことです。
なお、私はWebアプリケーションエンジニアです。

資産運用とお金の勉強をはじめた

去年まで控除ってなんぞ?とかいっていた人間ですが、さすがに危機感を覚えてお金の勉強をはじめました。リベ大みたり、大手町ウォーカーさんのアプリでぼちぼち進めています。

いつかやらなきゃなと思っていた資産運用もはじめました。積立NISAでS&P500という王道パターンで積み立てつつ、もっと稼げるようになって投資できる額を増やしてポートフォリオを充実させていきたいです。

100kg超えた

183cm 103kg。
字面だけみると軍人かな?って感じがしてカッコいいですが、内訳は筋肉ではなく脂肪が圧倒的に多いです。痩せようと思います。

これからやりたいこと

「作りきる経験」を積み重ねる

完結させた数だけがキャリアだ」、ってどこかで聞きました。どっかの編集者の言葉だったような、銀魂のタイトルだったような・・・

それはさておき、自分に今足りていないことをまとめて一言で表現すればここに集約されます。

※「完結」といってしまうと語弊があるのですが、サービスをつくってリリースまで持っていくをここでは「完結」とさせてください。

開発に「区切り」はあっても「終わり」はないのですが、個人開発でちゃんと最後まで作りきった(完結させた)ものの数が少ないです。
コミュニティですごいな!と思う人は例外なく、「作りきった」経験を数多く積み重ねていました。

2022年は「作りきる経験」をこなしていきます。

教育、ヘルスケアなどEC以外の分野に挑戦したい

先日、@fushiroyamaさんがこんなツイートをされていました。

この「みんなの日常をちょっと良くする」というのが「それーー!!」ってなるくらい心にぶっ刺さったのですが、僕もそういうサービスを作っていきたいです。

ここまでのキャリアはすべてECなので、EC以外の分野をやりたいという気持ちもあります。

現時点では、教育やヘルスケア分野に興味があるのでいろいろ調べたり、カジュアル面談で話を聞いていきたいですね。

以上、ふりかえりでした!
明日は@littleossaさんです!


この記事が参加している募集

振り返りnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?