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『疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた』

医学部で、こういう授業が聞きたかった!っていうくらい、面白い内容でした。

特に印象的だったのは、エナジードリンクのところです。

エナジードリンクの疲労感減少効果、個人的にはずっとカフェインによると思っていましたが、「エナジードリンクの抗酸化成分によるもの」だそうです。ただし、欠点は、肝臓の疲労を感じる物質を減らして、脳は「疲れていない」と誤解しますが、心臓で疲労物質が溜まっていって、それで突然死してしまう、ということです。
何でも程々に、という教訓ですね。

疲労した状態でウイルス感染しやすくなっても、疲労そのものの原因がウイルスなんて、医学部時代に聞いたことなかったです(卒業して16年経っているので、今現在この内容を授業で扱っていたらすいません)。

この本に載っている研究は、帯にも書かれていましたが、たしかに「ノーベル賞級」の内容だと思います。

専門的に書かれている項目も少なからずありますが、わかりやすく書かれている箇所も多いので、BLUE BACKSの中でもオススメです。

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