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バツイチのパパ活

まさかこの年でパパ活をすることになるとは。相手は二人。40代半ばの韓流系おじさんと、30代半ばのEXILE系おじさん。全然タイプの違う二人、それぞれの魅力をもった男たち。ちょうど二人の真ん中の年の私、パパ活するには、オバサン過ぎないか?いや、それはそうかもしれないけれど、これは、確かに、"パパ活"なのだ。

一般的なパパ活というのが、自分の年齢よりすごく年上のおじさんたちと、楽しく過ごす(時には肉体関係をもつ)事で、対価としてお金をもらうことなのであれば、ここでいう"パパ活"はパパ活ではない。でも、一人の女が、自分の能力(魅力?)を使って、二人の"パパ"との関係を保ち、継続的に価値あるものを得るという点において、"パパ活"って言えなくもない。私の期待とチャレンジを"パパ活"と称して、言葉遊び、楽しんじゃおうという魂胆だ。辛い時も、苦しい時も、それを楽しまない手はない、っていうか、辛いとか苦しいとかだけ受け取るなんて損じゃない?っていう離婚サバイバーの貪欲さ…いや、前向きさが、こんな通常、いやウキウキモードにおいても隠せません。

私には毎月子どもと面会する元夫が一人いる。子どもはパパが好きだ。パパも子どもを大事にしてくれる。(それが私の望んだり期待する形ではなくとも、彼なりに、であり、それで、いい。)そして、面会交流だけではなく、しっかり養育費を払い続けてくれる。別居時の婚姻費用を含めると、もう7年くらいではないだろうか。世間一般で養育費の支払いがされない、すぐ止まってしまうケースが多い事を考えると、立派なもんだ。(と、言えるまでにはいろいろありましたよ、そりゃ。)

私には年下の子ども好きな彼氏が一人いる。彼もバツイチで一緒に暮らしてはいないが小さなお子さんがいらっしゃる。養育費は一生(こどもが大人になるまで)払い続けるという意思の元、離婚した奥様と連絡をとって子どもの成長を楽しみにしている。彼も、パパだ。

私の子どもたちは、特に、小学生の息子は私の年下彼氏が好きだ。大好きなゲームが一緒で、彼と話したり、ゲーム一緒にするのが大好き。

年下彼氏は、料理がうまい。子どもの相手もうまい。愛情深い、肌が合う、頼れる。(あ、すいません、好きがいっぱいで本題それた。)

ある日、小学生の息子がうれしそーにニコニコしながら私に言った。「ねぇ、ママ、パパがさぁ、離婚したって知らなくって、パパがいるって事あるかなぁ~」
私「へ?何?どういうこと?」
何度か確認をすると、どうやら、離婚したパパが知らない間に新しいパパがいるって事あるかなぁ?ということらしい。ま、まぁ、、、なきにしもあらずなんじゃないの?って思うけど、なぜ唐突に聞いてきた?って。

そういえば、韓流系パパ(元夫)の面会日、EXILE系パパ(今カレ←キャッ❤)との交流日、連続してたな、週末。そして元夫は私に彼氏がいる事を知らず、なぜか子どもたちも伝えない。

……もしかして息子…年下彼氏の事、パパのように感じてるの?

息子のうれしそうな顔を見ていると、パパという存在がもたらすものってすごいと感じる。一緒に過ごすことですごく心が満たされるんだなって。毎日仕事に厳しい上司の元でフルタイムの仕事と家事育児(加えて子どもら今夏休みだよ)をこなし、疲弊し尚且つほぼ無趣味の私には、どうひねり出しても出せない余裕と余興の引き出しをもっている男たち。

一緒に暮らしてたら違う、とか、考えずに、二人のパパに甘えてもいいじゃない?たまには。私すごい頑張ってるよ。

沸きっぱなしの憎悪をなんとか収めて離婚という夫婦最後の共同作業をこなし、元夫と子どもたちの面会交流、養育費の受け取りを進めてこれた私には、時間がかかったけど、自分の気持ちだけに支配されることなく、子どもたちにとって何が良いか、を考えて、前向きに柔軟に自分を変えていく事が(常にではないにしろ)できるようになった。だから、今となっては元夫との関係は良好(と少なくとも私は思っている。)

そして、現在の彼氏は(まだ正式なパパではないけれど)、そんな私の前向きなところを好きになってくれた。(おノロケ、サーセーン!)私は、こどもと一緒に過ごせる人をポイントに恋活をして、彼に出会えた幸せ者だ。

子どもたちはどっちのパパも好き。それぞれのパパから違う楽しさを得て、幸せを感じてる。ならば、離婚サバイバルで培ったこの前向きさと柔軟性を武器に、二人の"パパ"との関係、今後も継続させようじゃありませんか。
始まったばかりの"パパ活"、ここからが勝負!(笑)

(※元夫は再婚、現在私との間に肉体関係はありません。←爆笑)


Photo by DDP on Unsplash


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