旅先で美味しいもの　　京都ごはん（一乗谷 中谷で京風のお雑煮＆栄寿庵で西京漬け）(2022.12)

12月初旬の金曜日、おそらく今年最後の出張で京都を訪れた。金曜日の夜は打ち合わせからの流れでお疲れ様呑みがあった（下戸なので少量のアルコールでご機嫌トークだった）ので、そのまま京都に泊まり、土曜日は少し街をぶらぶらしてから東京に戻ることに。すると偶然友人が土曜日から数日京都で過ごすということ、しかも土曜日は予定が決まっていないということが判り、僕が東京に戻るまでお付き合いいただき、お昼ご飯を一緒に食べることになった。

と、いう訳で土曜日のお昼前に、京都駅で東京から来た友人と合流。かさばる荷物はコインロッカーに預け、お昼ご飯を食べに行くことに。友人が気になっているお店にと、地下鉄とバスを乗り継ぎ、向かうは市の北東の端のほう、一乗谷にある「一乗谷　中谷」さん。こちらはスウィーツが美味しいことで有名で最近メディアに取り上げられる事も多いのだが、お昼ご飯も美味しいらしいのだ。残念な事に雨が降り始めて来たが、美味しいお昼ご飯への期待で足取りは軽い（笑）

お店に到着し、さっそく中へ。入り口を入ってすぐの、色とりどりのスウィーツが並ぶショーケースを横目に、奥のイートインスペースへ。ここで頂けるのは、京雑煮のいろどりごはん。白味噌仕立ての京風のお雑煮とおばんざいの副菜が身体に優しそうなお膳。待つことしばし、やってきたきた！

京雑煮のいろどりごはん

白みそ雑煮（きねつき丸餅入り）を中心に、お赤飯、おばんざい、ごま豆富が整列して食べてくれ、って言っているので、早速お雑煮をぱくりと。実は、京風の白味噌仕立てのお雑煮大好きなのだが、ここのお雑煮も期待通りに美味しい！　少し甘味が口中に広がって身体が温まる。お赤飯やおばんざいの炊き具合も丁度よく、お雑煮の甘さを上手に引き立てている感じ。華美ではないが、日常の華やかさ、そんな感じ。ちなみに、お店自慢のスウィーツをデザートに付けるセットもある。

その後、ほっこりしたお腹の消化を助けるべく京都を散策した後、夕方京都駅まで戻理、僕は新幹線に乗る前、友人はホテルに向かう前に駅で早めに夕ご飯を頂く事にする。お昼頃からぱらついていた雨もしっかりとした本降りになってしまっていて、ちょっと散策という感じでもなくなってきたしね。

お邪魔したのは京都駅ビルThe Cubeにある「京料理 栄寿庵」さん。こちらは各種西京漬けと釜炊きご飯のお店。西京漬けは魚の食べ方の中でもかなり好きな方なので迷わず入店。

西京漬けセット（鰈）

定番の西京漬けセットメニューで、魚は鰈をチョイス。定番はやはり鰆のようで、友人はそちらをチョイスしていた。

西京味噌の染みた鰈の身はほっくりとしていて、ひとつまみでご飯がぱくぱく行けちゃいそうな美味しさ。鰈は定番の鰆や銀鱈と比較すると身が柔らかめだが、上品なたんぱくさを西京味噌が引き立てている。小鉢も美味しく、いかにも京都っぽい。西京漬の甘みには、赤だしが合うね。小鉢も良い感じのバリエーションを与えてくれている。

京都を満喫したご飯を頂き、ほっこりとした気分で東京に向かうのであった。