メタバースについて個人的に読んでおきたいと思う本
まえがき
初めまして、かぷりすです。最近は仮想通貨用を分けてTwitterアカウント作っているのでついてにnoteも分けるかあという感じで作りました。
多分本垢のnoteはあまりに人類に早い文章とかが書いてあるので……
自己紹介ですが、大学に通いながらweb3(やメタバースといったバズワードや強い言葉はあまり好きではないが便宜上この言葉を使用する。)や仮想通貨などの解説記事を執筆したりpythonでコードを書いたりしています。最近書いている記事はこちら、若輩ゆえに間違いやスパゲッティーコードが混じっていたりしますがその辺は指摘していただけると嬉しいです。
本のチョイスについて
本については過去にわたしが読んだことのある本の中から選んでいます。かつ人がメタバースとかについて言及する際にあまり出てこなさそうな本をチョイスしてみました。なのでニール・スティーヴンスンの『スノウ・クラッシュ』とかは出てきません。あしからず。
寺山修司『さらば、映画よ』
メタバースについて論じる時に、この本を出そうとする人を見たことない。勝手にわたしが言っている位だろう。だが、メタバースについて考える時には個人的に絶対読んでおいて欲しい。
元々は演劇で、それを本にしたものが出版されている。
映画スターには「映画の世界における虚構の自我」がある故に、自らから抜け出して「現実世界の自我」を知覚できる。だが、映画を持たない我々は「現実世界の自我」しか持たぬゆえに現実世界の自我を知覚することができない。 といったことを男達が話し合っている場面から始まる。
つまり、別の世界での自我を持つことにより、現実世界の自我を知覚することができるようになる。
現在では、メタバースという「世界」があることで、誰もが「自身の映画」を持つことが出来る。(どちらが本当の自我で虚構の自我なのかについてここでは論じない)
他にも「代理人」とかのことについても語っておきたいが解説しようとなるとこの本1冊でひと記事できてしまう上にめちゃくちゃ時間がかかるので詳しくは自身で読んでみて欲しい。
八杉 将司『楽園追放 -Expelled from Paradise-』
もともとは虚淵玄が脚本を書いた映画アニメ映画だったものをノベライズしたものです。虚淵玄にしては救いがある内容になっている。わたしはノベライズしか読んだことがないので映画版はどうなっているのか不明ですが…… 本を読むのが苦手な人は映画版でもいいかもしれない。
地球が荒廃し、ほとんどの人類は肉体を捨て、月と地球の間に構成されている複数のコンピューター上にあるバーチャル空間で生活しているといった設定の本です。
人類は肉体の枷から逃れて進化し楽園にいると思っているが、それは果たして楽園なのか、人類は進化しているのか等テーマとなっている作品です。
肉体を無くしてバーチャル世界で暮らしたいと思っている人は読んでみるといいかもしれません。ボリュームも少ないので小難しいSFを読むのが苦手という人にはオススメかもしれない。
村上龍『インザ・ミソスープ』
海外から来た人と歌舞伎町でアットホームな国際交流をするお話です。テーマとしてはコミュニケーションを取ること、そしてそれを拒否することといった感じでしょうか。
日本人はメタバース!web3!と言いながら日本人同士でしか話したりせず、閉じた世界にいて、日本語の壁に閉じこもっているのでぜひ読んでほしいなあと思っています。ついでに後書きもものすごく秀逸なので読んでほしい作品です。
他にも読んでおく,観ておくとよいと個人的に思う作品
あいかわらず自身がみたことがある作品のみについて言及しています。
・電脳コイル
セカンドライフが流行っているころの作品にも関わらずARやMRが普及した世界を描いている作品。
個人的な話をするとOPが好き。
・攻殻機動隊シリーズゼロ年代必修科目。
・PSYCHO-PASSシリーズ
特に小説上巻4章,5章 アニメでは1期4話,5話。この辺りはメタバース的な何かについてがテーマになっています。登場人物の某人が前述の『さらば、映画よ』を引用しています。(小説版だけかもしれない、アニメ版や漫画版は覚えていない)
読んだり観たりしたことのあるひとはたぶんわかると思う。
・ウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』
あとはなんか思いついたら追加します。
課金すると仮想通貨についてたくさん書きます。もちろん課金された分は全部ETHになります。あと本が買えるようになります。