一日の中でも、気分は変わる。

今日は、雪が降った。

買い物に出かけると
人が多くて

年末という気分が高まるような、
慌しいような時期になってきたなと
感じられた。

今日も私は、私のためにnoteを書く。

2021年も
あと少しで終わる。

今年は
自分にとって

20年に一度くらいの
静かな年であった。

時間もたっぷりあって、

ひとり遊びが楽しくて、

自然のものに惹かれて、

家族全員とも
波長が合っていた。

だけど反対に
こう思えることもある。

あの忙しく努力家で
「やらなければ」と
責任感に燃えていた自分は

どこに行ったのだろうか…？

そして

あれは
本当に私だったのか…？

……と。

いや

あの時の私も

私自身だったに
違いない。

その時の
行動力というものが

良いものなのか
悪いものなのかは

わからない。

だけど今は

そんなゴーゴーと
燃え盛る自分は

もうここには、存在しない。

今の私は

年末になっても
買い物先で見た人達のような

慌しさはない。

そして

目標もなく
淡々としている。

けれどなぜか

なぜか
この淡々とした自分が
好きでもある。

少し引いたところから


「ああ…今私は、
　こう思っている…」


と、他人事のように
自分を観察している。

多少、感情が
出たり引っ込んだりすることで


「今日も私…人間やってるなぁ」

と、どこか遠くで眺めている。

自分を観察すると
面白いことがある。

日によっても
気分が変わるのは当たり前だけど


一日の中でも
コロコロと気分は変化しているのだ。

気持ち良く朝起きても

１時間後には
少し気が落ちる時もあるし、

そうかと思えば

日中あんまり気が乗らない時でも

夜になると
希望に満ちてくる時もある。

それは
感情の起伏きふくとは違い

自分にしかわからない
ごく小さな小さな

心のバイブレーション。

あまりにも小さなものだから

以前の自分なら

この心の変化には
気付かないだろう。

そんな小さな
自分の内側の変化を

より眺めるようにしていると

不思議と

テレビの情報や
他人の投稿や噂やニュースなどは

どうでもいいことに
思えてくる。

とにかく
わーわー騒いでいる外側のものに

気が囚とらわれなくなる。

そして

自分の関心があるものだけが
目や耳に飛び込んできて

それらを自分の中で
咀嚼そしゃくしながら
吸収しようとしている。

だからと言って

全てそれが上手く
自分のものになるかというと

そうはいかない。

理解できないこともあるし
真似できない時もあるし

時間がかかる時もある。

するとまた

自分の中で
対話が始まっていく。

心のバイブレーションも変化する。

そうやって

一日の中でも
小さな気分が

コロコロ…
コロコロ…

転がり続ける。

今日は、雪が降った。

2021年も
あと少しで終わる。

今年は
静かに過ごしたけれど

そんな今の状況を

私はなかなか

気に入っているようだ。

ここまで読んでくれて
ありがとう。

明日もnote、
書けたらいいなぁ。