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43、粘り腰と確動性の達人 中西一雄さん

僕がIMJの社長をしている時は、増田宗昭さんのプライベートカンパニーの番頭さんという役回りだった中西さん。

太陽のような存在の増田宗昭さんの側近というポジションは、
下手すると焼き尽くされてしまうほど難しい仕事。

リクルートの江副さんにしても、ダイエーの中内さんにしてもそうですが、
創業経営者の近くにいることは、とても勉強になり成長の大きなチャンスである一方、心身共にボロボロになるリスクもあります(笑)。

中西さんも裏方仕事が多く、しんどい事の方が多かったと思いますが、
その苦しさをあまり見せず、楽しそうに仕事をされていたのがとても印象的でした。

僕が驚いたのは、その裏ボスが表舞台に現れたことです(笑)。

普通は、「影のフィクサー」の方が
「ある意味、おいしい」と思いますが、
ある時、CCCの代表取締役副社長に就任され、
現在はカルチュア・エンタテインメントなどエンタメ領域をまとめるトップとして大活躍!

今年、アカデミー賞を受賞した「ドライブ・マイ・カー」の製作幹事会社の社長が中西さんなので、彼がこの企画にGOサインを出してなかったら
アカデミー賞受賞という快挙は起こらなかったわけです。

(私が創業し、現在久保田修さんが社長を務めるC&Iエンタテインメント(旧IMJエンタテインメント)が映画制作し、製作委員会の幹事会社カルチュア・エンタテインメントの社長が中西さん)

受賞後は一気に観客も増え、興行成績も上がったとは思いますが、
基本的に地味な映画なので、厳しい戦いになることは予想されていたと思うので、よくそんな決断をしていただいたな、と(笑)。

同い年ということもあり、かなり長いお付き合いになりますが、
密かな目標を時間をかけて、一つずつ着実に実現しているのを
僕はこの目で見てきました。

まさに、「粘り腰と確動性」の達人・中西さん。
最近、ご無沙汰しているので、
そろそろ「次の密かな目標」を教えてください〜。

楽しんでもらえる、ちょっとした生きるヒントになる、新しいスタイルを試してみる、そんな記事をこれからも書いていきたいと思っています。景色を楽しみながら歩くサポーターだい募集です!よろしくお願いします!