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日本社会を自律神経からマーケティング②〜なんで花見に行っちゃったのかなぁ?

〜人間が自律神経によって健康な状態を保つシステムを持っているように、その人間が構成する社会活動にも自律神経のような作用が働いている。そんな見方をしてみたら、様々な出来事をより客観的に見られるかもしれない。〜
「欧米(というか白色人種)の方がアジアよりもコロナの重症化率が高い気がするけど、人種間でのウィルス耐性に差があるのかな?」
ちょっとした会話の中でそんな疑問を聞きました。
確かに、直近の感染者数世界地図を眺めてみるとアメリカ、イギリス、イタリア、スペイン、フランス・・・オーストラリアもちょっと多いかな(南半球なのに!?)。

日本での情報量の差なのかもしれないけど、欧米諸国に比べて、アジア諸国の方が冷静な対応をしているようにも感じます。
それは西洋思想と東洋思想の違いではないでしょうか?検査数の違いがあるとしたらそれもこの違いによるところが大きいのかも。
陰陽の考え方やアーユルヴェーダなど、カラダの成り立ちを自律神経の相反する作用に求める考え方が東洋の人々には無意識のレベルでも身についているのだと思います。免疫がきちんと機能するためには自律神経が整っていなければなりません(新型コロナの重症化は免疫の暴走だとの報道もなされました)。だから緊張状態を強いられれば、自然と発散する方向に動く。睡眠が大切なのはこの作用(副交感神経を優位にする)があるからです。自粛自粛と言われるままに頑張ったけど、桜が咲いちゃうと花見をしたくなる。これも自律神経のなせる業。


ストレスが重症化しないうちに桜でリラックス状態にするんだ!なんて考えて行動している人はそんなにいないと思うけど、勝手にカラダが反応しているんでしょう。そいえばムスリムの人たちが一日5回礼拝することを「心の薬」と言っていた。交感神経(ストレス)過剰になる前にこまめに副交感神経を働かせてリラックスする、なんて合理的なんだ!と感心したことを覚えています。
欧米ほどの完全な都市封鎖など極端なことをしなくても、きちんとした生活をしれいればいいんだという楽観的な態度になるのは長い年月で培われてきた精神的文化だし、それは間違っていないと思います。(※中国では都市封鎖をしたのはどういうことだ!って思うけど、あれは失政のせいで人々が不意を突かれて感染拡大が抑えられない状態になったから仕方がない。西洋的な手法は緊急時には効果がある。鍼灸だけでは瀕死に重傷を負った人は助けられないのと一緒で、適材適所は必要であることは付け加えておきます。)

あー、ちょっと長くなってきたので今回はここまで。
続きはまた次回に・・・

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