見出し画像

他人を批判する人が不幸になった話

こんにちは!
前回は私が35歳定年になった話をしました。

今回はコミュニケーションに関する失敗談と教訓をお話します。

私はいわゆる「安全圏から石を投げている人」でした。

 私は人前で意見を言うことがとても苦手でした。(今でも苦手です)
 それは「間違った発言はしてはいけない」という思いが強いためだと考えます。そうなった原因は間違った発言や行為に対して強い叱責(「バカ」「死ね」など)を受けてきた積み重ねだと思います。新卒入社時の上司が沸点が低い人で、間違いはもちろん上司の意に沿わない発言ですら怒声を浴びせられました。その結果、自分で考えることをせず、正解にこだわり(求め)、正しいときは強気に出る(例えば他人の失敗に対して過度な注意を言う)ようになっていました。
 私自身は悪意が無くプロジェクトをより正しい方向へ導こうと思っての発言でしたが、他者からは「自分が正解を知っている分野になると、自分を棚に上げて(過去の失敗や正解を知らない分野のことは無視して)、他人を批判している」と思われていました。

社内での居場所を失いました

 上記のようなコミュニケーションしか取れなかった私は、社内ではモンスター社員と思われていました。仕事でも私に協力してくれる人は誰もいませんでした。最後はまとまった仕事が与えられず、毎日誰かに頭を下げて仕事を分けてもらい、成果の少なさから上司に「なんで仕事をしないんだ!」と毎日罵倒される日々でした。こうなった原因はたくさんありますが、今回のようなコミュニケーションの悪さが大きく影響したと思っています。

教訓1:自分で作ったルールで縛らないこと

 私は上記の「間違った発言はしてはいけない」以外にもたくさんのルールで自分を縛っていました。また、そのルールを他者にも適用していました。そのため、常に「○○するべき」というという思いに囚われて、自分にも他者にもずっとイライラし続けていました。とても生き辛いハードな人生を自分に強いていました。

教訓2:相手の誤り(失敗)を指摘しない

 相手の誤り(失敗)を指摘しても良いことはありません。相手に恥をかかせたり、劣等感を与えたり、反発心を抱かせたりするだけです。それどころか、周囲の人からあなたは「批判ばかりするバカな人」だと思われます。

人の欠けている部分だけを指摘するのはただのバカ

澤円, メタ思考 「頭のいい人」の思考法を身につける, 大和書房, 2023

 また、相手への指摘が教訓1のような自分が作ったルールだった場合、相手は絶対に変わらないし、人間関係壊れるし、周囲からは「自分勝手な人」というレッテルを貼られます。

おわりに

 今回はコミュニケーションに関して、悪い実例と起こった不幸、そこから学んだ2つの教訓をお話させていただきました。「自分の周りにいる迷惑な人はこう考えていたのか」や「自分が迷惑な人になっていないか見直そう」など何でもいいので皆様のお役に立てれば幸いです。